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インフルエンザの治療

単なるかぜだと軽く考えずに、早めに医療機関を受診してアドバイスを受けましょう。
水分を十分に補給しましょう。お茶、ジュース、スープなど飲みたいもので結構です。
インフルエンザは感染しやすいので、マスクを着用し、また、無理をして学校や職場などに行かないようにしましょう。
安静にして、できるだけ休養をとりましょう。
特に睡眠を十分にとることが大切です。

薬の使用での注意

薬

インフルエンザの治療に用いられる薬としては、抗インフルエンザウイルス薬があります。
これは、医師がその必要性を判断して処方されますその他、インフルエンザウイルスには直接効果はありませんが、解熱剤やインフルエンザに合併する肺炎や気管支炎に対する治療として抗生物質等が使用されることがあります。
それぞれの薬の効果は、ひとりひとりの症状や体調によっても異なり、正しい飲み方、飲んではいけない場合、副作用への注意などがありますので、医療機関、薬局などできちんと説明を受けてください。
なお、いわゆる「かぜ薬」と言われるものは、発熱や鼻汁、鼻づまりなどの症状をやわらげることはできますが、インフルエンザウイルスや細菌に直接効くものではありません。

①抗インフルエンザウイルス薬について

抗インフルエンザウイルス薬としては、タミフル(一般名:リン酸オセルタミビル)、リレンザ(一般名:ザナミビル水和物)、シンメトレル(一般名:塩酸アマンタジン)があります。
抗インフルエンザウイルス薬を適切な時期(発症から48時間以内)に使用を開始すると、発熱期間は通常1〜2日間短縮され、ウイルス排泄量も減少します。
なお、インフルエンザの症状が出てから2日(48時間)以降に服用を開始した場合、十分な効果は期待できません。

②解熱剤について

解熱剤には多くの種類があります。15歳未満の子どもへの使用を避けるべきものとしては、アスピリンなどのサリチル酸系の解熱鎮痛薬、ジクロフェナクナトリウム、メフェナム酸があります。
他の人に処方された薬はもちろん、本人用のものであっても、別の病気のために処方されて使い残したものを使用することは避けてください。
また、市販の解熱鎮痛薬やかぜ薬(総合感冒薬)の一部には、アスピリンなどのサリチル酸系の解熱鎮痛薬を含んだものがありますので、使用するときには医師・薬剤師などによく相談してください。

タミフル服用後の異常行動について

タミフル(一般名:リン酸オセルタミビル)は、A型またはB型インフルエンザの治療およびその予防として使用される医薬品であり、カプセルタイプとドライシロップタイプがあります。
タミフルは、医師が診察の上、その必要性を判断して処方します。
インフルエンザに感染したすべての患者がタミフルを服用する必要はないと考えられます。
これまでにタミフルを服用した10歳代の方が転落等により亡くなられた事例などが報告されています。
このため、厚生労働省は、平成19年3月20日に予防的な措置として、タミフルの製造販売元である中外製薬株式会社に対し、医療関係者への緊急安全性情報の配布を指示しました。
緊急安全性情報の内容は次のとおりです。10才以上の未成年の患者は、合併症などを有するハイリスク患者を除いては、原則使用を差し控えること
●小児・未成年者は、本剤による治療が開始された後は、異常行動発現のおそれがあり、少なくとも2日間、小児・未成年者が一人にならないよう、患者・家族に説明すること原則として10歳代の小児・未成年者にタミフルの使用を差し控えるとした理由は次のとおりです。
タミフルを服用した後、いわゆる異常行動による転落等によって死亡した事例が5例あり、いずれも10歳以上の未成年者(12歳〜17歳)であったこと。
●インフルエンザによる死亡者数をみると、9歳までの小児に比べて10歳代で少なくなっていること、10歳以上の小児・未成年者は一般に抵抗力が高いことから、特に合併症や既往歴のあるハイリスク患者でなければ、必ずしもタミフルを投与する必要はないと考えられることタミフルの服用と異常な行動等との関係については、現在厚生労働省において、因果関係を究明するための検討を進めています。

インフルエンザ罹患時の異常行動に対する注意

インフルエンザウイルスに感染した場合、タミフルの販売開始以前においても異常行動の発現が認められており、また、まれに脳炎・脳症をきたすことがあるとの

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