一般出版物
ここでは,鹿児島県地学会が出版しているもの以外で,鹿児島県の地学に関する一般に出版されている出版物を紹介していきます。
鹿児島県地質図
鹿児島県の地質情報がまとめられています。一般に入手できる鹿児島県全体の地質図としてはこれが最も細かくまとめられていると思います。
天文館の「千石馬場通り」沿いにある徳田屋書店(地図センター)で入手できます。
- 編集・発行者:鹿児島県企画部企画調整課
- 出版年:平成2年11月
- 値 段:15,000円
- 形 状:県全体を4枚の地質図と1枚の凡例に分割したもの(張り合わせて一枚の巨大な地質図にすることができる)。+解説冊子
日本の地形7 九州・南西諸島
九州〜南西諸島にかけての地形や地質について全体的に網羅されています。いろいろと参考になる情報が盛りだくさんです。
ある程度専門的な内容が分かる人は,いろいろと勉強になると思います。
- 編 者:町田 洋・太田陽子・河名俊男・森脇 広・長岡信治
- 発行所:財団法人 東京大学出版会
- 出版年:2001年12月20日初版
- 値 段:6,200円(+税)
- 形 状:見開きB4サイズ。ハードカバー
- ISBN4-13-064717-2
シラス学 九州南部の巨大火砕流堆積物
九州南部を広く覆う「シラス」,シラス台地の名称とともに良く聞く名前ですが,それが何がどのようにしてでき,現在の姿になっているのかをまとめた一冊になっています。
シラスのすべてが知りたい方へお勧めの一冊です。
- 書 名:シラス学−九州南部の巨大火砕流堆積物
- ISBN4-7722-3035-1
- 発行日:2003年10月10日初版第1刷発行
- 著 者:横山 勝三
- 値 段:4,500円(+税)
- 発行所:古今書院
- 形 状:ハードカバー
鹿児島シラス百景 鹿児島大学総合研究博物館研究報告#2
鹿児島に広く分布する「シラス(入戸火砕流)」の露頭集になっています。地形図に示されている位置図がすべてについているので,実際にシラスの露頭を見学する際にはかなり参考になる内容になっています。
収録されているシラスの露頭は,主に薩摩半島と錦江湾奥から北方の北薩地域を中心に収録されている。大隅半島のシラス露頭は収録されていません。
ある程度専門的な内容が分かる人は,いろいろと勉強になると思います。
- 著 者:稲田 博
- 監 修:大木 公彦
- 編集・発行:鹿児島大学総合研究博物館
- 印 刷:徳田屋書店(鹿児島地図センター)
- 定 価:3,150円
- 形 状:見開きA3サイズ
九州の火山 フィールドガイド日本の火山‥5
九州の火山を実際に見てまわるときに参考になる火山の「フィールドガイド本」です。九州の各火山について解説があります。
用語解説まで充実しているので,いろいろ参考になると思います。登山のできる霧島など,この一冊を片手に登るのも楽しいかと思います。
- 書 名:九州の火山 フィールドガイド日本の火山‥5
- ISBN4-8067-1165-9
- 発行日:1999年3月10日初版発行
- 編 者:高橋正樹+小林哲夫
- 値 段:2,000円(+税)
- 発行所:築地書館
- 形 状:見開きでA4より少し小さい。ソフトカバー。
星空 かごしま文庫−46
かごしまの「星空」にまつわる様々なことがまとめられている本です。
地元の「天文」にまつわる情報が多くまとめられています。
- 書 名:星空 かごしま文庫−46
- ISBN4-915093-53-0
- 発行日:平成10年5月10日第1刷発行
- 著 者:西井上 剛資
- 値 段:1,500円(+税)
- 発行所:春苑堂書店
- 形 状:見開きでA4より少し小さい。ソフトカバー。
鹿児島湾の謎を追って かごしま文庫−61
鹿児島湾にまつわる様々なことがまとめられている本です。
地元の「鹿児島湾(錦江湾)」にまつわる情報が多くまとめられています。
- 書 名:鹿児島湾の謎を追って かごしま文庫−61
- ISBN4-915093-68-9
- 発行日:平成12年6月20日第1刷発行
- 著 者:大木 公彦
- 値 段:1,500円(+税)
- 発行所:春苑堂書店
- 形 状:見開きでA4より少し小さい。ソフトカバー。
地図関係
地図関係では数多くの出版物があります。大きく分けて2種類に分類できます。
地形図
国土地理院が発行している「地形図(1:50,000と1:250,000)」や地勢図などが一般的ですが,森林がある地域では「森林基本図」と呼ばれる縮尺1:50,000の地形図も入手できます。
地形図は,地形図の名称が分かっていれば書店で取り寄せることもできますが,大きな書店さんでは直接取り扱っているところもあります。
鹿児島市の徳田屋書店さんでは,地図センターの代理店なので,多くの種類の地形図を容易に入手できます。
地質図
産業総合研究所,通称「産総研」にある「地質」部門がこれまでの研究成果を「地質図」として公開しています。