真鯛(まだい)



 「錦江湾は真鯛の宝庫!」その昔、鹿児島市内の某釣具屋さんのCMでよく流れていましたが、正に
 その通りです。特に2〜4月は入り鯛のシーズンで別名桜鯛とも言われる鯛は魚体も大きく独特の
 引きの強さは釣り人を魅了してなりません。

タックル

 ・ロッド 船上での取り回しのいい2〜3.0m前後で6:4調子を薦めています。これは鯛特有の3段引きに
      よるばらしを防ぐためです。
 ・リール 電動リールをお勧めします。ポイントの多くは70〜100mと水深が深いためです。
      また、フロロカーボンラインを使ってのチョロ釣りもできるようにスプールフリーの
      機能を持つ機種も狙い目です。
      参考までに電動リールの番手はダイワ製なら500番、シマノ製は3000番までがおすすめ
 ・ライン PE4〜6号をお勧めしています。
      尚、ご使用になるリールの機種によっても異なります。

仕掛・エサ

 ・仕掛け 基本的に天秤仕掛けとなります。天秤は30cm〜60cmお好みで用意ください。
 ・ハリス 基本を4号として長さを10mです。経験上太いハリスを細くしたとたんにあたり出だす
      ことがありました。
 ・ハリ  真鯛針の10号を1本使います。状況により2本針に変更することもあります。
 ・カゴ  一般的には各社のLサイズやステンの網カゴ
 ・おもり 80〜120号(水深や潮の流れで調整が必要になります) 
 ・エサ(つけエサもまきエサ) ボイルオキアミ

テクニック

 まき餌
 コマセカゴにはボイルオキアミを8分目くらいゆっくりと入れます。エサの出る部分は8〜10mm程度
 開けておきましょう。また、上部の海水取り入れ口(調整のあるものは)は半分開いておきます。
 つけエサ
 基本としてはオキアミ1匹をハリに真っ直ぐに付けてください。
 仕掛けの投入
 準備ができたら天秤からゆっくりと投入し、ハリスにテンションを掛けながら最後にハリを入れます。
 おもりが海底に着底したら糸フケを取ります。そして指示棚-ハリスの長さ+2m位上まで巻き上げ、
 コマセを撒きます。
 その後、指示棚まで巻き上げます。大体5分を目安にあたりがなかったら仕掛けを回収してまき餌の
 補充とつけエサの取り換えをします。

 観察
 ・コマセが全く残っていなかったら
  エサの出る部分と海水取り入れ口を少し閉めてみます。5分で少し残るくらいが理想です。
 ・つけエサの沖アミが残っていたら
  棚が上すぎますので、次回は棚を下げてみます。
 ・つけエサの沖アミが全く、残っていなかったら
  次回はやや上に棚をとって下さい。エサ取りかもしれません。
 ・沖アミがハリの頭で半分に切られていたら
  マダイが食べていますので、再度同じ棚を攻めて下さい。

 最後に
 潮の無い時はユックリ竿を上下に動かしてつけエサを動かして誘ったりしましょう。常に、海中の
 様子をイメージしてあげて下さい。