上  棟  祭
平成14年10月4日】


上棟祭は、土台の基礎工事が終わり、骨組みを組み立、柱立てを終え、祓い清めた棟木(むなぎ)を棟に上げる際のお祭りです。
平安末期から鎌倉初期にかけて始まったものと言われてますが、一般に普及したのは江戸時代になってからだろうと言われています。中央の柱に御神名、屋船久久遅命(やふねくくちのみこと)・屋船豊宇気姫命(やふねとようけひめのみこと)・手直帆負命(たおきほおいのみこと)・彦狭知命(ひこさしりのみこと)・土産神(うぶすながみ)などを記した棟札をつけ、魔よけの意味で神籬が立てられます。棟札の表には「奉鎮祭」と祭神名、施工主名、工事名、家屋名を墨書きし、裏には上棟の年月日、奉仕神職名、関係者名を墨書きします。
上棟式は元来、棟梁の主催する祭儀で、大安などの吉日に行われます。



平成14年10月4日(木)午後5時より御社殿並に社務所の上棟祭が執り行われました。
社殿・社務所の外観もほぼ現れ、御造営に携わった方々に怪我もなく無事に棟が上がった事を御祭神に感謝し、棟木により建てられた柱をしっかりと押さえ、崩れ傾くことのないように竣工(落成)に至るまで、その御加護を祈願ご報告致します。




























斎主祝詞奏上後、「曳綱の儀」
現場監督の服部君と塩竃神社役員、東町内会、奉賛会役員によって棟木(むなぎ)を上げる所作を行います。


















「槌打ちの儀」
棟札、幣串、弓矢、日の丸の扇を飾り立てた屋根上に棟梁らが上がり、「千歳棟」、「万歳棟」、「栄栄棟」と唱え、屋根の上の棟梁らが「オオー」と掛け声を掛け小槌を打ち付けます。
これは棟木を棟に打ち固める所作です。

















「四方清祓い」  御社殿並びに社務所を清め祓います。

















「散餅銭(さんべいせん)の儀」
ご近所の方々が集まって餅まきを行いました。














画像提供 新名 義孝氏             撮影協力 田中 克尚氏 ・ 堀切 祐司氏


御社殿改築竣工までの過程

本殿遷座祭

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