仮 殿 遷 座 祭
【平成14年6月16日】


神社御造営にあたり御本殿が取り壊されます。
これにあたり御神体を仮殿へ移し、御祭神にご報告をする「仮殿遷座祭」を執り行います。

一般的に御神体は人の目に触れてはならないものなので、この祭儀は日が沈んだ時間帯に行います。





平成14年6月16日(日)午後7時30分日が沈みはじめた頃、塩竃神社責任役員をはじめ氏子・崇敬者、奉賛会実行委員の見守る中、仮殿遷座祭が厳かに執り行われました。

旧社殿において最後の御祭となり、地元の方々も感慨深げな面持ちで参列されました。




祝詞奏上後、斎主は覆面(マスク)と手袋を着け、本殿の御神体をお遷し致します。
お遷しする際、御神体は人の目に触れてはならず、数人の祭員が絹垣という白い布で御神体を持った斎主を被い出御します。















神職のシャク拍子の合図で電灯は一斉に消灯され、伶人が雅楽を奏する中、責任役員の持つ陰燈のみで道筋に灯りをともし、仮殿へゆっくりと移動します。
先導には大麻所役と切麻所役が道筋を祓い清め、その後を絹垣所役に覆われた斎主が進み、その後を楽人、責任役員、氏子・崇敬者の参列者が後に続きます。(遷御の儀)







仮殿へ御神体をお遷しする。(入御の儀)

無事仮殿に御神体を奉安し、御祭神にお供えする神饌を組み祭典の準備を致します。










御神体を奉安した後、暫くこの仮殿にて鎮まり氏子を守って戴きます。といった内容の祝詞を奏上(ご報告)いたします。



この後、祭主以下責任役員、氏子・崇敬者玉串を奉り、ご拝礼いたします。





撮影協力 新名義孝氏 ・ 若松信吾氏

御社殿改築竣工までの過程

地 鎮 祭

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