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• 1977年９月８日、カロリン諸島で台風9号発生（発生した緯度は8°台と低緯度であった）。
• 発生後約3日間は西進し、あまり発達がみられなかった。しかし、9月5日に北北西に転向後、顕著に発達し、9月8日に最盛期905ｈｐａとなった。
• 当初は沖縄付近を北上し、その後九州に上陸すると見られていた。
• しかし、その後台風は東シナ海で急に西へ向きを変えた。その原因として、当初は太平洋高気圧の急激な発達が上げられたが、実際はその頃大陸から進んで来た上層の寒冷渦との藤原効果によるものと考えられる。
• 台風の予想に反した西進により、東シナ海で多数の漁船が遭難寸前となった。
• 9月9日に沖永良部を直撃した。
• 22時10分に東北東の最大風速39.4m/sを記録。
• 22時16分に東北東の最大瞬間風速60.4m/sを記録。
• その後猛烈な風のために風速計の支柱が傾き、それ以後観測が不可能になった。沖永良部測候所の見積もりでは、最大瞬間風速は80m/sに達した。
• 22時50分に日本の陸上における最低気圧907.3ｈｐａを記録した。なお、これまでの最低気圧の記録は、1959年の宮古島台風の908.1ｈｐａであった。
• 総降水量は179mmに達した。

気象庁は、台風9号が沖永良部を直撃した4日後の13日に「沖永良部台風」と命名した。なお、沖永良部台風以降は気象庁によって命名された台風はない。

気象衛星ひまわりが9月8日に最初に撮影したのが、沖永良部台風であった。沖永良部台風をきっかけに、9月17日から「ひまわり」による1日2回観測が始まった。

沖永良部台風について

台風２号のまとめ
発生時にはまだ日本の遥か南のカロリン諸島で発生、
その後数日を経ち、ゆっくりゆっくり発達、

そして、フィリピンの近くに達した、５月２５日には中心付近の雲がさらにまとまり、
９４５ｈｐａまで発達、

さらに・・・２６日には９２０ｈｐａ　５５ｍ／ｓまで発達し発達期のピークとなり、
その後フィリピン・ルソン島の東を勢力を維持し最盛期を迎えました。

２７日夜以降次第に勢力は衰え始め、
２８日には沖縄県先島諸島に接近し
各地で４５ｍ／ｓ前後の最大瞬間風速を観測しました。

そして・・・

夜に入り台風の速度が45キロ〜40キロと速度を早め、沖縄本島へ接近しました。

そして２９日未明〜明け方にかけ奄美地方の近い西側を沿う進路で北上しました。

台風が通過時には各地で猛烈な暴風が観測されました。

アメダスの観測風速では、
５月２８日　沖縄本島最接近時
那覇市　　２２時５分　南南西の風５５．３ｍ／ｓ
那覇空港　２１時５８分南南西の風５２ｍ／ｓ
名護市　　２２時４３分南の風５０．９ｍ／ｓ
慶良間空港　２１時７分南の風４８．９ｍ／ｓ
渡嘉敷　　２０時３３分南南東の風４４．２ｍ／ｓ
などとなっており、台風が比較的コンパクトだった事で、
急激に風が強まったデーターが各地で観測されています。
風速結果見ても、この時期襲来する台風では、
かなりの暴風が吹き荒れた事になります。

その後台風はこちら沖永良部島にも最接近し、
２９日０時１９分　南の風４３．２ｍ／ｓの最大瞬間風速を観測しました。


※台風の東側では台風の速度と反時計回りの台風の気流と一緒になる為
風が強まります。


※※台風の最接近後一時的に風が弱まった時間帯が各地でありました。
これは台風の眼の周辺部に差し掛かった時によるものです。
その後西寄り吹きかえしの風に変わりました。
ただ・・・

降水量では・・

暴風域に入った見られる２９日０時〜４時頃まで
沖永良部空港の観測地点ではたった０．５ミリでした。

暴風域に入る前までは比較的雨が降っていましたが、
その後暴風域に入った前後からほとんど雨は降っておらず空吹き状態。

この為・・・


海からの潮風にさらされ、樹木、畑の野菜・花・サトウキビなどが倒れたり枯れたりと
多くの被害が出ています。

沖永良部では農家の皆さまが沖永良部の経済で成り立っています。
なので、今回５月とはいえ、台風によって短時間の暴風とは言え、
かなり影響が懸念されます。

東北地方太平洋沖地震があった大震災に被災された方、
そして今回の台風・・

今年は天と地でいろんな影響が出てしまっている状況となっている。
※つよちゃんの会社のプログ記事を抜粋して掲載。