セーリングの習得技能

 14 ランチャーの取り扱い  

 追い風のときには、ジブセールが風を受ける効果が減ってくるので、スナイプは、ウィスカー
またはランチャーを出して、ジブセールを観音開きにして、ジブセールの効率を上げています。

 ウィスカーは、取り外して船内に置いておき、追い風になったら、先端をジブのタックホール
(またはシート)に差し、反対側をマストに固定します。ジャイブのときには、ウィスカーがタック
ホールから抜けないような対策が必要です。

 ランチャーは、ウィスカーの不便さを改良したシステムです。
 ランチャーポールはブームの横に取り付けられ、コントロールシート(図の赤色)を引いて、
展開します。うす青色が展開後になります。

 予め、ジブのタックにランチャーからのシートを取り付けていて、ランチャーシートを引くと、
ジブがメインセールの反対タックに展開します。

 ジャイブのとき、そのままにしておくと、ランチャーを折ってしまうので、ジャイブの前にランチャー
シートをクリートから外して一旦収納します。そして、メインセールのジャイブが終わったら、再び
メインセールと反対側のタックに展開します。
 
   

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