アスファルトの隙間のほんのわずかの土の間から


春の花たちはこんなにも健気に


ただひたすらお日様だけを見つめて


あかるいほうへ


あかるいほうへ







注:今ごろになってようやく「あかるいほうへ」は金子みすずさんの詩のタイトルだった
ということに気付きました。生きとし生けるものすべて光を希求して止まない気持ちは
同じなのでしょうね。みすずさんの暖かい掌を私の肩に確かに感じたそんな夕暮れです。

(4月13日)

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