霧島地区の滝
 湧水町と霧島市をエリアとし,宮崎県と接し霧島連山から流れ出る河川に多くの滝を有する。
 観光地でもあり有名な落差のある滝が多い。
 地図にはまだまだいくつかの滝が記されているが,私有地であったり,硫黄ガスの発生があったり簡単に近寄れない滝も
ある。


◆カウント
滝かな?クラス
滝だね〜クラス
見所あり滝クラス
エクセレントor苦労した滝クラス
スペシャルorとても苦労した滝クラス

犬飼の滝 
河 川 名 中津川
推定落差 36m
場所など 霧島市牧園町下中津川
撮影日 2007.8/19
 国道223号線沿いの妙見温泉から案内板に従い県道470号線に入り2qぐらいで着く。
 昔から,多くの有名人が訪れたことのある名勝地。その中で最も有名なのは坂本龍馬夫妻。最近では,ある芸能プロの社長がこの滝に・・・。なので夜にはちょっと行きたくない。
 周辺には展望台や案内板などが整備される。



轟木の滝 
河 川 名 小谷川
推定落差 23m
場所など 霧島市牧園町轟木
撮影日 2007.8/19 2008.3/22
 国道223号沿いに小さな看板があり,滝の上部付近まで案内板があるが,そこから滝壺までの遊歩道が一見わかりにくい。
 滝壺への遊歩道が藪になりかけており,脇にサイロが置いてあるため,隣の牛舎の土地かと思っていたけど,下っていくとベンチらしきものもあり,やっぱり遊歩道だったんだと分かった。





板木屋の滝 (仮称)
河 川 名 中津川
推定落差 3m
場所など 霧島市上中津川
撮影日 2008.11/22
 「滝island九州」に紹介されていた「笹の段の滝」を探して見つけた小滝。
 板木屋のバス停をすぎたあたりにかかる中津川の橋の左岸に用水路があり、そこを5分ほど遡るとこの小さな滝に出会う。
 下段の写真はその道中のにある枝沢のナメ滝。
 約1m間隔に置かれた用水路のフタを足場にする。枝沢の滝は用水路の捨て水ではない。
 肝心の「笹の段の滝」は見つからず・・・
笹之段橋の滝 (仮称)
河 川 名 中津川支流?
推定落差 3m
場所など 霧島市上中津川
撮影日 2009.9/22
 「滝island九州」に紹介されている滝。
 国道223号線の総合運動場の辺りから西に曲がり、板小屋の辺りで中津川を渡る「笹之段橋」がある。この「笹之段橋」の左側に川沿いに登る小道がある。その入り口に落ちる滝。唐突に道に落ちているので道が崩れかけている。
 この水源もわき水なのか、見えない用水路があるのか?
笹之段の滝 (仮称)
河 川 名 中津川支流?
推定落差 6m
場所など 霧島市上中津川
撮影日 2009.9/22
 「滝island九州」に紹介されている滝。
 「笹之段橋の滝」から小道を進むこと約5分。対岸に落ちるのが見える。上段はコンクリートで固めており、元々自然の川なのか、用水路なのか判別はつかなかった。
 ちなみに「板小屋の滝」と同じ沢筋のはずなのだか、印象がかなり違う。正確な位置関係は後日調べるとしよう。
笹之段奥の滝 (仮称)
河 川 名 中津川
推定落差 1.5m
場所など 霧島市上中津川
撮影日 2009.9/22
 「笹之段の滝」より100m程上流にかかる。奥が本滝で、左は用水路の捨て水からなる滝。


真米の滝 (仮称)
河 川 名 天降川
推定落差 3m
場所など 霧島市牧園町馬込
撮影日 2009.9/22
 旧牧園町市街地から県道50号線で横川方面に向かう途中に、「真米の甌穴群」への立て札を見つける。立て札の通り進んで行くと天降川の河原に出る。少し河原を下ると見ることができる。
 崖からいきなり多量の水が出ている。おそらくはこの上流にある発電用の取水路からの捨て水ではないかと思われる。
甲辺の滝 (仮称)
河 川 名 深迫川
推定落差 10m
場所など 霧島市下村
撮影日 2008.11/22
 「板木屋の滝(仮称)」より約1q強ほど道なりに北に走り、ふと左に下りる道の橋の上から撮影する。
 中津川に深迫川が合流する地点にある。

 この滝は、「地学切手」さんのHPに先に「甲辺の滝」として紹介されていましたので、あわせました。
磯脇の滝 
河 川 名 磯脇川
推定落差
場所など 霧島市福山町磯脇
撮影日 2008.5/8
 国道220号の磯脇から国道504号へ登る道から遠景できる(はず?)確かに,この位置に滝があるはずだが写真ではいまいち確認できない。
 すぐ,上をかすめる林道があるらしいが,撮影当日通行止めらしい。


中西尊寺の滝 (仮称)
河 川 名 中西光寺川
推定落差
場所など 霧島市隼人町中西光寺
撮影日 2008.3/22
 国道504号線にある吹上庵のすぐ隣に流れる中西光寺川の滝。地図で滝があることは分かっていたが,国道から見ることはできない。
 国道にかかる橋の脇から竹林に入り,下の写真の様なコンクリート側溝の脇をおそるおそる登り,登り着いた砂防ダムの脇の崖を迂回すると見ることができる。帰りは、もっと怖い。
 結構,苦労した割には水が涸れており滝壺はよどんでいた。おそらく多段になっているだろうが奥はよく見えない。
 写真の白いスジは水流ではなく布。
 
水天渕の滝 (仮称)
河 川 名 嘉例川
推定落差 20m(トータル)
場所など 霧島市隼人町
撮影日 2008.3/22
 国道223号線沿いに嘉例川が合流するところがある。そこから川に沿って藪の中に入り,岩場を少し登り切ると見ることができる。
 水量は少ないものの,なかなか荘厳な趣のある滝。
 今なら割と簡単にたどり着けるが,途中に爆弾?が落ちている。(爆弾とは大量の野○そ跡)
丸尾滝
河 川 名 殿湯川(中津川?)
推定落差 20m
場所など 霧島市牧園町高千穂
撮影日 2007.9/30
 国道223号沿いにバッチリ見える。温泉成分を含むせいか,水が少し青白い。
 非常に簡単に見れて、かつすばらしい滝。
布引滝
河 川 名 殿湯川(中津川?)
推定落差 4m+1m
場所など 霧島市牧園町高千穂
撮影日 2007.9/30
 「丸尾滝」のすぐ上流にある、「丸尾滝」のあたりから遊歩道があるらしいが、県道104号線沿いに小さな看板があるので、そこから降りる方が簡単。
 やはり、水が白濁している。


尾田の滝
河 川 名 天降川
推定落差 4m
場所など 霧島市横川町中ノ
撮影日 2007.3/3、2012.10/16
 天から降りる川と書いて「あもりがわ」。かなりかっこいい名前の川だが源流は天孫光臨の高千穂峰ではなく横川方面。この川は旧横川町に入り「金山川」と名を変える。「三国名勝図解」にはこの川には「苔滝」「井手上滝」「太田滝」があるというが確認できていない。
 横川の街から県道50号線を牧園方面に走ると道路脇に見える。


天降川の滝その一
河 川 名 天降川
推定落差 2m
場所など 霧島市横川町上小脇
撮影日 2010.9/11、2011.10/16
 横川の街から天降川の左岸の道を遡り、安良神社の少し先に、音が聞こえる。
 「三国名勝図解」にはこの川には「苔滝」「井手上滝」「太田滝」があるとされるが、どれにあたるか確証がもてない。
 周囲は、渓谷状になっており雰囲気的には「苔滝」な感じである。
天降川の滝その二
河 川 名 天降川
推定落差 4m
場所など 霧島市横川町下小脇
撮影日 2010.9/11
 横川の街から天降川の左岸の道を遡り、2万5千分の一では堰の表示がしてある部分にある。
 発見は、カン。
 ちょうど、手持ちの標準ズームレンズが修理中であり、普段使わない超広角レンズでの撮影のためどうもしっくり来ない。
 下流にある「尾田の滝」より、ずっといい。

■上部の滑り部分


■下部の落下部分
岡村の滝(仮称)
河 川 名 馬渡川
推定落差 5m
場所など 霧島市横川町岡村
撮影日 2011.10/16
 県道55号線沿いの馬渡川にかかる橋から上流に直線距離で約2qほどの地点の岡村の集落を抜け、丸岡公園に抜ける三叉路辺りにある。
 滝周辺から滝壺へは崖になっているため降りられないため上から撮る。
 発見は、偶然。


岩穴の滝(仮称)
河 川 名 久留味川
推定落差 5m
場所など 霧島市横川町岩穴
撮影日 2009.11/7
 2万5千分の一の地図に記されている、旧横川町と溝辺町の境を流れる久留味川にかかる滝。
 「ぽんぽこさん」のブログに紹介されており、行き方はそちらを参考にされるとわかりやすいと思います。
 上部には農業用水の取水口があり、下の写真はその取水口の捨て水の滝(人工?)
 近くには油脂工場があるためか、辺り一面臭く、水もみょうによどんで汚かった。
前川内の滝 (仮称)
河 川 名 久留味川
推定落差 2m
場所など 霧島市横川町前川内
撮影日 2011.10/16
 県道55号線にかかる久留味川の橋から、直線距離で約600mぐらい下流の茂みの中にある。
 周囲が木々で阻まれ、撮りにくい。
 発見は偶然。

最上部の滝


途中の渓流滝
小鹿野の飛沫滝 (仮称)
河 川 名 霧島川支流
推定落差 20m
場所など 霧島市上小鹿野
撮影日 2009.5/5
 以前「小鹿野下滝(仮称)」と称していた滝。
 2万5千分の一の地図にも印が付けられており、県道475号線沿いの「小鹿野発電所」の辺りから少し水流が見える程度。
 2回ほど接近を断念していたが、今回意を決して川を渡ろうとしたが水深が深く、どうしても腰まで浸かる必要がある。さすがに、そこまではしたくないので、なにげに少し下流から橋を渡り右岸を川沿いに遡ると、地図には記されていない道が・・・
 なんなく沢と霧島川本流の合流地点まで来れたもののそこから滝壺までは明確な道を呼べるモノは発見できず、多少強引に10分ほど登ると最上段の滝壺に到達できる。
 落ち口からの水が途中の斜めの岩に辺り、あたり一面に飛沫が舞っていた。
小鹿野の涸滝 (仮称)
河 川 名 霧島川支流
推定落差
場所など 霧島市上小鹿野
撮影日 2007.9/30
 「小鹿野の下滝(仮称)」のちょっと上流にある。
 涸れている。
 2万5千分の一の地図には記されている。
神子落の滝 (仮称)
河 川 名 長谷川
推定落差 5m
場所など 霧島市川内平山?
撮影日 2013.3/2
 国分市街から県道491号線を長谷川に沿って、遡り、平山集落に入る手前ぐらいにある滝。
 発見は偶然。
 道路脇からすぐに見ることが出来るが、滝壺が崖になっており、木々が邪魔して綺麗に全景が撮れなかった。
清美乃滝 
河 川 名 夕岸川支流
推定落差 15m
場所など 霧島市国分川原
撮影日 2009.9/13
 この辺りの谷を上ったり下ったりして偶然見つけた滝。
 場所は、旧国分市東部に流れる検校川の支流夕岸川沿いを黒岩岳の方へ上る道路沿いに見える。
 周囲は藪払いしてあり、立派な看板まであったが今までこの滝の情報を見つけることはできなかった。
 こんな滝がひょっこり見つかるモノだから鹿児島の滝はまだまだ奥が深い。
弐の滝 
河 川 名 夕岸川
推定落差 1m+1m+6m
場所など 霧島市川原
撮影日 2009.9/13
 「清美乃滝」のすぐ上流にある。これも看板があるのですぐ分かる。
 滝幅が狭まっており、3段落ちになっているため勢いがすごい。

■上部


■下部
涼の滝 
河 川 名 夕岸川
推定落差 8m(トータル)
場所など 霧島市川原
撮影日 2009.9/13
 「弐の滝」のすぐ上流にある。看板があるのですぐ分かる。
 滝の岩が複雑に割れているために全景を把握できるアングルが見つけられなかった。
 そのためか、水の落下する様も複雑で面白い。

滝全景


一、二段のアップ


狭い渓谷


滝マーク付近にあった涸滝
こりごり滝 (仮称)
河 川 名 郡田川
推定落差 4m
場所など 霧島市台明寺
撮影日 2009.5/5
 霧島市台明寺の渓谷公園から川沿いに伸びる林道を行けるところまで行き、そこから川を7〜8百m遡った地点にある。
 この滝は、2008年の秋に途中で時間がなくなり断念した滝。地図上ではある程度近寄れば見れそうに見えるが、実際は渓谷が細かいつづら折りになっており先が見えない。
 しかも、タチが悪いことに地図上の印がある部分には滝は無く、実際はそこより更に400m程先にある。さらにあまり良い滝とは言えない。
 前回、沢を進み非常に苦労した記憶があったので左岸の杉林を進んだ。しかし、この杉林は現在ほとんど管理されておらず、道(的なもの)も断続的で歩きにくく、ある程度進むと3枚目の写真の様に沢が狭まり、川の中を濡れながら進まざるおえない。
 これまでの一、二を争うほど苦労した滝であり、その原動力は「滝を見たい」ではなく、「二度と来ない来たくない」であったような気がする。
 とにかく、もうこりごりである。
北永野田滝 (仮称)
河 川 名 郡田川
推定落差 3m
場所など 霧島市北永野田
撮影日 2011.5/15
 JR北長野田駅の近くに流れる郡田川沿いを、駅から川の右岸沿いに約1qほど下った所にある。
 発見は偶然。
 上記「こりごり滝(仮称)」に納得いかず川に沿って遡り見つけた小滝。
小鹿野滝
河 川 名 霧島川
推定落差 15m
場所など 霧島市上小鹿野
撮影日 2007.10/14
 すぐ近くを県道475号線の橋が通っているが死角にはいり見えない。見るためには霧島川を遡る必要がある。小鹿野発電所をちょっと過ぎると川の方へ降りる砂利道があり、橋の下あたりまで行ける。そこから川の中を15分ぐらい遡るとたどり着く。
 最近、焼酎のCMにも使われているが、別の焼酎の方が向いている(名前が)
 ある方が実際にその焼酎メーカーに問い合わせてみたところ、この滝ではないとの回答をもらったことを教えてもらいました。(2008.11/4)
 「三国名勝図解」にも紹介される。
みたらしの滝
河 川 名 霧島川支流
推定落差 10m
場所など 霧島市霧島神宮近くそうめん流し
撮影日 2007.9/30
 霧島神宮近くの蓬泉館のバス停からそうめん流しのほうを見るとある。
 この川は、霧島神宮7不思議の1つで雨期と水の流れる時期がずれるそうです。
千滝
河 川 名 霧島川支流
推定落差 8m
場所など 霧島市霧島神宮裏手
撮影日 2007.9/30
 霧島神宮裏手を霧島川に沿って少し上流に行くと,霧島川に合流する支流の橋に掛かる滝。岩の間から流れる伏流水の滝。
 上部には枯れ沢が見える。
 撮影して、帰ってきて、霧島市のHPを見て名前を知る。




滝側面から流れ落ちる。(水源は伏流水)


滝本体(今回は水が涸れていた)


上部のゴーロ滝


更に上部


下流を望む倒れている樹木は、直径1mぐらいの大木
神宮奥の滝 (仮称)
河 川 名 霧島川支流
推定落差 8m
場所など 霧島市牧園町高千穂
撮影日 2007.10/14 2009.11/7
 千滝からさらに上流に進むと発電所があり,ここで道は終わる。そこからは霧島川の中を遡り約500mほどで2つに分かれる。その右側にある。
 地図上ではさらに500m程行くと滝の表示があるが,時間的にこの滝までとした。

 2009.11/7再びこの沢を訪れた。前回も水量は多くはなかったが、今回は本流が涸れてしまっていた。川の右岸の崖を迂回しながら登っていくのだが、かなり崩れやすい。
 この滝の上部にさらに2段の涸れ滝を見たところで、スズメバチに遭遇する。狭い峡谷のどこかで「ブンブン」を羽音が響き渡り、完全に心が折れてしまった。
 帰ろうと後を振り向くと、直径1mほどの巨木が倒れている。結構危険な沢なのかもしれない。
重久の滝 (仮称)
河 川 名 手籠川支流
推定落差 40m
場所など 霧島市重久
撮影日 2007.10/14
 県道60号線の止上付近で西側の崖に見える。
 ほとんど水量はなく,濡れているだけに見える。


千里ノ滝
河 川 名 霧島川
推定落差 50m+30m+10m
場所など 霧島市田口
撮影日 2007.9/30
 おそらく県内で最も落差があり,ダイナミックな滝。
水量が分散されずに滝壺の岩に叩きつけられるためすさまじい音が周囲に響き渡る。
 「三国名勝図解」にも紹介されており,土人も恐れて来る者も少ない,とある。
 滝は3段に分かれており,20mほどの2段目と5m程の3段目と連なる。
@

A

B
千里ノ滝周辺滝群
河 川 名 霧島川支流など
推定落差
場所など 霧島市田口
撮影日 2007.9/30
@千里ノ滝の上流。千里ノ滝へ向かう道路の橋の  下にあり。霧島川
A三段目の対面にみえる小滝。
B最下段にある発電所の脇にある小滝2つ。
花房滝
河 川 名 小谷川
推定落差 30m
場所など 霧島市牧園高千穂
撮影日 2007.9/30
 県道104号線の霧島ホテル近くの小さな道路を西に進むと林の中に小さな看板があり,しばらく歩くと滝が見える。
 雰囲気的には丸尾の滝に似る。
 滝壺まで山道が降りているが、撮影時は降りなかった。





手洗橋の滝 (仮称)
河 川 名 小谷川
推定落差 4m
場所など 霧島市日添林道
撮影日 2008.11/22
 「花房の滝」より直線距離で約500mの地点にある手洗橋のすぐ下にある。紅葉が美しいが、紅葉に合わせると滝が尖り、滝に合わせると紅葉が白飛びする。
 写真って難しい。
 下は枝沢。
石坂山中の滝 (仮称)
河 川 名 石坂川
推定落差 2m
場所など 霧島市日添絵引導
撮影日 2008.11/22
 手洗滝を探し、山中に分け入り見つけた小滝。
 おそらく、この滝の前後に手洗滝があると思われる。道路から山中に入り約15分、川へは水音を頼りに近づけるが、帰りは迷いやすい。
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