姶良地区の滝

 市町村でいうと,蒲生町,姶良町,加治木町の3町にあたります。
 この地区で最も有名な滝といえば「龍門の滝」ですが,道路網が発達しているせいもあるが,簡単に落差の
ある滝の近くまで見に行けるところが特徴でしょうか

 三国名勝図解などの古くからの書籍に紹介されている滝が多い。

◆カウント
滝かな?クラス
滝だね〜クラス
見所あり滝クラス
エクセレントor苦労した滝クラス
スペシャルorとても苦労した滝クラス

上村上の滝 (仮称)
河 川 名 上村川
推定落差 5m
場所など 湧水町植村
撮影日 2011.8/26
 珍しい湧水町の滝。どの地区に載せるか迷ったけど姶良地区に載せた。
 湧水町幸田の交差点から栗野の市街地に向かい走り、「上村上橋」の直ぐ下に落ちる小滝。周辺の崖には手入れされた庭木があり、下流は個人のお宅の庭になっている。滝が庭の一部となっており、滝好きにはうらやましいお宅である。
 発見は偶然。
白浜の滝 (仮称)
河 川 名
推定落差 20m以上?
場所など 姶良町白浜
撮影日 2007.6/16
 国道10号線を姶良町から鹿児島市方面に走り、白浜にある駐車場(休憩所)より山手に見える。7月中は水が流れていたようだ。
 もう一本滝筋がある。





■スプラッシュ!

■直ぐ下にある小滝
女山滝 
河 川 名 本名川支流
推定落差 15m
場所など 姶良市姶良町高牧
撮影日 2007.4/14 2011.5/29
 旧吉田町と姶良町の境を流れる本名川沿いのそうめん流しの裏山にある。
 当初は「夕滝」と紹介していたが、月刊LEAPで「女山滝」と紹介されており、再び確認した結果、「女山滝」が正解です。
 滝への案内板に「タ滝キ」と書かれており、それを「夕滝(ゆうたき)」と勘違いしていました。

 2011.5/29、台風通過後天気も良く、渓谷苑で食事がてら撮り直してみた。
 もっと水量が増えてるかと思ったが、それでもなかなかのスプラッシュでした。
布引の滝
河 川 名 上枦山川
推定落差 20m
場所など 姶良市姶良町上枦山
撮影日 2006.10/7
 国道10号線のちょうど姶良町の市街地への入り口付近に白壁の駐車場(休憩所)があり、ここから上枦山川をさかのぼるように歩くと、周りを整備されたため池があり、この上流にある。
 近くには吉野方面に向かう旧街道の白銀坂があり、別名「白銀の滝」とも呼ばれる。
 滝の断面の模様が美しい。

上段


下段
岩井田の一条滝 (仮称)
河 川 名 山田川支流
推定落差 15m
場所など 姶良市姶良町岩井田
撮影日 2008.11/16
 県道462号線沿いの烏帽子山登山口より100mほど北西の地点の道路からかすかに見える。
 発見は全くの偶然で、バイクで走りながら、滝筋が目の端に入り、確認したところ山田川に流れ込む一条の直瀑の滝だった。
堂園の滝 (仮称)
河 川 名 後郷川支流
推定落差 1m+0.5m+2m
場所など 姶良市姶良町堂園
撮影日 2009.2/21
 場所をなんと説明したらよいか・・・
 県道391号線の木津志から県道446号線の北山へ向かう道路の途中の後郷川を遡る林道を約1qほど上流に向かうと、道路からチラとみえる。

■最上段


■一段目と二段目(このアングルだと稲妻みたい)


■再下段から全景
井田ノ山の三重滝
(仮称)
河 川 名 中甑川
推定落差 9m+2.5m+5m
場所など 姶良市姶良町新生
撮影日 2009.4/26
 2万5千分の一の地図に記載のある滝。
 県道446号線沿いの中甑辺りでゲートボール場がある辺りで集落に入り、尾根を越え中甑川沿いを走る林道を突き当たりまで進むと広場で行き止まる。そこから川沿いに約20分程進むと遭遇する。
 一段目の上まで上がれるが、最初川の右岸の崖を遠巻いて登るも結構スリリングなコース。登ってから左岸に楽な道を見つける。
 喜んで撮っていたら、途中からシャッターが全然切れなくなった。・・・なぜ?
三重の滝
河 川 名 山田川
推定落差 10m+2m+7m
場所など 姶良市姶良町牟田山
撮影日 2007.5/3
 県民の森の南西側の入り口付近にある吊り橋の上から撮影する。
 吊り橋の上からの撮影なので、ぶれないように気を付ける。
県民の森の小滝 (仮称)
河 川 名 山田川支流
推定落差 2m
場所など 姶良市県民の森内
撮影日 2007.5/3
 県民の森の牟田山地区のフィールドアスレチックのコース状にあったような気がする。
 ちょっとした小滝。
田平川の滝 (仮称)
河 川 名 新留川支流
推定落差 6m
場所など 姶良市蒲生町新留
撮影日 2010.5/1
 県道42号線の「市野之」から新留方面に抜ける農道沿いのトンネルを越えて右側の道路沿いに見える。
 県道沿いにある看板の「新留茶屋」というそば屋さんで教えてもらいました。「新留茶屋」はキタナうまい系の店で、ボリュームがある。

■一段目


■一段目を横から


■二段目
田平川の滝 (仮称)
河 川 名 田平川
推定落差 10m+10m
場所など 姶良市蒲生町新留
撮影日 2010.5/1
 県道42号線の「新留口」から「社野」へ戻る「田平川」沿いの道の川を渡る橋の近くから、約700mぐらい新留方面に谷から上がった地点にある。
 滝壺の渓谷は深く、近辺に降りるルートは見つからない。二段目の滝を撮っている地点の真下もオーバーハングしていると思われ、足も震える。
 発見は、カンで1年ぐらい前からあたりを付けて見つけたのでひとしお。
田平川の滝 (その二 仮称)
河 川 名 田平川支流
推定落差 4m
場所など 姶良市蒲生町新留
撮影日 2010.5/1
 「田平川の滝(仮称)」の200mぐらい下流の橋の下に流れ込む支流の滝。
 滝壺にはゴミが溜まり、見せられない。




左箙の滝 
河 川 名 前郷川支流
推定落差 20m?
場所など 姶良市蒲生町白男
撮影日 2007.4/14 2012.2/26
 蒲生から郡山へ抜ける県道211号線沿いの白鳥の宿?の裏手に見える。
 滝の下は私有地なので接近はできない。
 上流からは,落ち口の近くまで行くと(写真下)2段になっていることが分かる。
 「三国名勝図解」に紹介される「左箙滝」と思われる。左箙とはこの滝の脇の崖で,昔,島津軍が蒲生を攻めて敗退するとき,この崖を登って逃げたとされる。そのとき箙(えびら:背中に背負う弓筒)が邪魔になり左に付け替えたことが語源とされる。

 2012.2/26に再び訪れると滝の下流にあった建物はオシャレなカフェレストランになってました。
 滝の直下や崖の途中には祠や観音様?がまつられており、立て札に周辺は結界であるとの説明があった。
瀬戸平山の滝 (仮称)
河 川 名 前郷川支流
推定落差 30m
場所など 姶良市蒲生町川中島
撮影日 2007.4/28
 県道211号線沿いの採石場の手前にある。
 滝は滑滝ながら落差は大きい。滝の下で前郷川に合流する。
 たまたま、検索で引っかかったブログから存在を知ったけど、ネタ元のブログが分からなくなってしまった。
良久の滝 (仮称)
河 川 名 面貫川支流
推定落差 20m
場所など 姶良市蒲生町良久
撮影日 2007.4/28
 県道211号線沿いを蒲生から郡山へ抜ける途中、水が汲めるところの少し手前にある。
 水量がとても少ない。
 「瀬戸平山の滝(仮称)」と同様にブログから存在を知る。
松生の滝 (仮称)
河 川 名 松生川
推定落差 3m
場所など 姶良市蒲生町松生
撮影日 2012.2/12
 入来峠の峠から入来方面に約1qほど下った辺りに「松生入口」のバス停があります。そこから蒲生町白男方面に約600m下った辺りにあります。
 発見は偶然。
青敷の滝 
河 川 名 後郷川
推定落差 70m
場所など 姶良市蒲生町漆平
撮影日 2011.5/29
 「三国名勝図解」に紹介される滝。
 「地学切手」さんのHPで場所を知る。
 数年前から探してはいたが、雨が降らなきゃ現れないなんて・・・
 落差は申し分ないものの、普段の水量が少なすぎる。
 以前晴れた日に、山側から滝壺に近づけるらしいとの事で、山の上から回り込んで見ると、なるほど滝の落ち口に向かって道のようなものがある。
 最初は、軽自動車なら通れる道が、バイクなら通れる道になり、やがて歩けば進める道に変わっていく。最終的にジグザグに下る沢の様なものに変わり、どう考えても危険な感じになってきたのでその日は断念した事があります。









1段目と2段目


一段目
広木滝 
河 川 名 後郷川
推定落差 2m+2m
場所など 姶良市蒲生町広木
撮影日 2007.4/14 2008.10/25
 県道463号沿いに看板があるのですぐ分かる。
 右と左と2つに分かれて落ちる。
 三国名勝図解にある「廣滝」を探している途中に見つける。名前は似ているものの文献にある様子と違う。別物だろうか?
 2008.10/25に1段目を含めて3枚の写真を追加する。
後田の滝 (仮称)
河 川 名 後郷川支流
推定落差 10m
場所など 姶良市蒲生町後田
撮影日 2008.10/25
 県道463号線の二見橋より約1.5q南の地点より後郷川へ下り、支流の支流にある。
 焼酎を飲みながら地図を眺め、「ここには、滝がある!」と予想して発見にいたる。(かく言う今も飲みながら記録している)
滝の神 
河 川 名 赤仁田川
推定落差 7m
場所など 姶良市姶良町赤仁田
撮影日 2008.9/6
 この滝を見つけたのは全くの偶然。
 姶良町の木津志の集落で集落の案内板に載っているのを見つけて探してみました。
 分かりにくかったけどね。
 県道391号線の蒲生町と姶良町の境に「山仁田橋」があります。その川に沿って姶良町側から上流に約500mほどで入り口があります。
西浦の滝 (仮称)
河 川 名 田平川支流
推定落差 7m+2m
場所など 姶良市蒲生町西浦
撮影日 2007.4/28
 県道42号線の小川内口のバス停から北に入り約3qほど支流に沿って道路を走ると見つけることができる。
 「三国名勝図解」にある「中山滝」を探して見つけた滝だが,記述にある規模的と比べると、違うと思う。
中山滝 (仮)
河 川 名 西浦川
推定落差 25m
場所など 姶良市蒲生町西浦下
撮影日 2008.9/23
 県道42号線を蒲生町市街地からさつま町方面に向かい、バス停「西浦神社前」辺りから西に入ると西浦川が流れている。この川に沿って道路を下ると、その名も「滝ノ上橋」があり、この橋の下を抜けていくと竹林の中に滝の落ち口を見ることができる。
 雰囲気としては鹿児島市内の「大滝」に似る。
 この滝も文献による「中山滝」とは特徴が一致しないが、暫定として「中山滝」とする。
 発見は、カン。
田ノ尻の滝 (仮称)
河 川 名 田平川
推定落差 2m
場所など 蒲生町田ノ尻
撮影日 2008.9/23
 県道42号線のバス停「新留口」から新留の方に走り、約1q弱の道路沿いに見える。
 かろうじて滝?


竜門滝 
河 川 名 網掛川
推定落差 46m
場所など 加治木町高井田
撮影日 2007.2/10
 高速道路からも見ることができ,日本の滝100選にも選ばれる。鹿児島県内でも滝といえば,「曽木の滝」かこの滝といえるほどの滝。
 語源は,唐の人が見て「漢土の龍の滝を見るがごとし」といった説が有力。
 昔,この辺りがまだ森だった頃,大きな目の大蛇がいたとの伝説がある。
 あまりにメジャーすぎて面白みにかける。
宇曽ノ木滝 
河 川 名 宇曽木川
推定落差 15m
場所など 加治木町高井田
撮影日 2007.8/11
 「三国名勝図解」にある「獺貫の滝」。
 万治2年8月,池田助右衛門が滝の西岩を突き抜いて用水の取水口を作ったとある。現在は発電用に利用されおり,渇水期には水がなくなる。
 この滝も高速道路から見ることができる。
川蝉の滝 
河 川 名 網掛川
推定落差 2m
場所など 加治木町小山田
撮影日 2007.2/10
 竜門滝の上にある遊歩道の先にある小さな滝。
 ここまでは、川に浸からずに来れる。


蛍の滝 
河 川 名 網掛川
推定落差 2m
場所など 加治木町小山田
撮影日 2007.8/19
 川蝉の滝から川を2百m程さかのぼるとある。
 川蝉の滝と同じようなモンだが、水に浸からないと到達できない。


布引滝 
河 川 名 用水路
推定落差 40m
場所など 加治木町高井田
撮影日 2007.2/10
 竜門の滝から崖に沿うように加治木ジャンクションの方へ進むと清掃会社?の裏手に見える。
 元々は,この滝の上にあった城の内堀の水の排水路として作った人工の滝。現在は農業用水として利用されている。ちなみに用水は井出向滝から取水される。
(かもじが滝)
河 川 名 宇曽木川支流
推定落差 15m
場所など 加治木町桃木野
撮影日 2007.2/10
 加治木小の辺りから北に西別府の方に上る道沿いにある。
 島津義弘の夫人隈姫は、実家の相良家と関係が悪くなったために離縁となった。それに抗議し,宇曽木川上流の深みで17日間難行苦行をしたが,かなわず入水自殺し,遺体は宇曽の木滝の上位で止まった。付き添いの女中たちはこの滝の上で殉死し,その髪が途中の藤葛に絡まったためこの名が付いたという。そのことを憐れんでか,近くに隈姫神社を建てて祭っている。その後義弘の子,家久が「かつら滝」に改名したとある。
 また,「日本滝名鑑」では「木節永滝」として紹介されている。
郷田
河 川 名 日木山川
推定落差 20m
場所など 加治木町反土
撮影日 2007.2/10
 県道55号線を加治木市街から北上し,加治木ICをすぎて,すぐ右折し日木山川沿いに進むとある。
 なにげに、イイ滝。
板井手の
河 川 名 網掛川
推定落差 8m
場所など 加治木町小山田
撮影日 2007.2/10
 別名「金山滝」
 竜門滝の上流にある。4条に水が落ちており,ここから布引滝に続く用水路へと取水されている。
 プチ原尻の滝という感じ。
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