消費税25%で世界一幸せな国デンマークの暮らし 角川SSC新書 (角川SSC新書) 新書  2010/11/10 ケンジ・ステファン・スズキ   ()

世界一幸福な国デンマークの暮らし方 (PHP新書) 新書– 2009818 千葉 忠夫 ()

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15:40 2016/04/12

サステイナブル・スイス―未来志向のエネルギー、建築、交通 単行本滝川 薫 () バイオガスとは、汚水や生ゴミを嫌気性発酵させる過程で発生するメタンガスを中心としたガスのことである。スイスで利用されているバイオガスの原料は主に、食品加工や製紙産業からの汚水、下水道処理場の汚泥、家畜の糞尿、そして家庭や産業からの生ゴミである。獲得したガスは、通常はコージェネ設備で電力と熱を生産するのに用いられるが、精製して天然ガス管に供給したり、ガス自動車の燃料としても販売されている。

http://amamioosimasanrinha.synapse-blog.jp/takita/2016/04/post-7957.html

9:34 2016/04/14




著者と語る 千葉忠夫『格差と貧困のないデンマーク』 2011.4.25

https://www.youtube.com/watch?v=o7zUQf2IpgA

8:13 2016/03/30

氏名千葉忠夫 研究テーマ著者と語る 『格差と貧困のないデンマーク』会見メモ

「格差と貧困のないデンマーク」「世界一幸福な国デンマークの暮らし方」(いずれもPHP新書)の著者、千葉忠夫さんがシリーズ「著者と語る」で、デンマークの福祉や教育について語った。

≪高福祉高負担というが、高福祉高税というべきだ。税金は人々の連帯であり、貯金を国にしているようなもの」≫

千葉さんは1967年、25万円の片道切符と当時の持ち出し外貨500ドルを持って日本から北欧に向かい、デンマークで生活してきた。幸福と感じている人の比率が世界一高い国デンマークで、国民大学(国民高等学校とも訳される)日欧文化交流学院を作り、教育と福祉の現場にいる。

 無料の教育は9年生までが義務制で、卒業時に初めて試験があるが、順位はつけない。1年生の前のゼロ年生も義務化され、卒業後も10年生の制度がある。

 医療は妊娠した時から無料。65歳から受け取る国民年金は掛け金がない。市議会・県議会議員は給料がない。そんなデンマークからみた日本への提言を語った。

司会 日本記者クラブ企画委員 川村晃司(テレビ朝日)

PHPの「格差と貧困のないデンマーク」のホームページ

http://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-79242-2

千葉忠夫さんが理事長を務める日欧文化交流学院のホームページ

http://www.bogense-djcc.com/

YouTube

著者 千葉忠夫 写真 1 著者 千葉忠夫 写真 2   記者による会見リポート

福祉大国は1日にして成らず・・研究テーマ:著者と語る 『格差と貧困のないデンマーク』

アンデルセン作「マッチ売りの少女」の舞台は、貧しかった160年前のデンマーク。この国がどうして「世界一幸福な国」に変身できたか。

著者は淡々と語った─福祉大国は1日にして成らず。国の大切な資源は子どもたち。その子どもたちに民主主義のいろは─自由・平等・博愛─ とは何かを、学校生活を通じて教える。テスト攻めでいじめることなく、伸び伸びと。そういう教育を礎として、老人、障害者らすべての国民が安心して暮らせる国はできた。

高福祉の国とはどんな国か。「そこに住んで学ぼう」と思い立った千葉氏が、コペンハーゲンを目指して東京を発ったのは26歳の時。福祉国家とは何か、を理解できるまで帰国せず─そう決意して、片道切符を手に。それから44年が経った。

「義務教育の9年が終わればほとんどの子どもが専門学校へ。大工は大工、シェフはシェフ、記者は記者になるための職業訓練を受けさせ、早く実社会へ送り込む。義務教育でせっかく基礎常識を身につけた子どもたちが、さらに高校に進んで微積分など難しい数学を学ぶなんて時間の無駄でしょう」

こうした合理主義、地に付いた個人主義こそ「高福祉・高負担」の国を可能にした。ただし、デンマークの人びとは高負担ではなく「高税」と受け止める。税金は連帯の証しでもあり、納めた税金は福祉の充実で納税者に返ってくるから、税金は「国家への貯金」と考えるのだという。

千葉さんのこんどの著作は、2年前の『世界一幸福な国デンマークの暮らし方』に続くもので、読むほどに日本の異常さが浮き彫りに。果てしなき受験戦争、形式主義の学歴社会、派遣社員と失業者の急増─ そこへ「東日本大震災」の追い討ち。

特効薬のないニッポン病に茫然自失の皆さん。漢方薬のような千葉さんのデンマーク“姉妹作”の精読をお勧めする。

 元朝日新聞編集委員  伊藤 三郎

http://www.jnpc.or.jp/activities/news/report/2011/04/r00022559/

8:14 2016/03/30

平成28323----------



なぜ、デンマーク人は幸福な国をつくることに成功したのか どうして、日本では人が大切にされるシステムをつくれないのか 単行本 – 20082 ケンジステファンスズキ () 5つ星のうち 4.4 12件のカスタマーレビュー

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 9:36 2016/01/26


世界一幸福な国デンマークの暮らし方 (PHP新書) 新書– 2009818 千葉 忠夫 () 内容紹介  「マッチ売りの少女」にあるような厳寒、貧困の国であったデンマークは、

戦後の社会福祉国家としての制度改革によって、いまや「国民の幸福度ランキング」で世界第一位の生活大国となった。世界でいちばん幸せな生き方とはどういうものなのか?

デンマークにあって日本にないものとは何か? デンマーク人の心に二百年間宿りつづけたアンデルセン童話を手がかりに、
自由、自律、責任、貧困、政治、教育、社会、福祉などの問題について再考する。
 



第一章 『マッチ売りの少女』―― 貧困を考える、2016年3月18日 8:28:25




第二章・腐敗の少ない国デンマーク国・




第三章 『みにくいアヒルの子』 ―― 教育を考える




第4章・ルール違反の付けは大きい・110頁・2016年3月5日 6:06:02
・ビザの公平の分け方・2016年3月5日 14:43:03

○第五章 『ナイチンゲールの歌声は介護の心』―― 福祉を考える

第六章 『人魚姫の選択』―― 自律することを考える 「人形姫・#da6syou jirutu へのリンク174頁・




自由、平等、連帯、共生、・132頁2016年3月6日 16:55:56

目次

貧しかった「マッチ売りの少女」の国は、なぜ世界一幸福な国になれたのか、その仕組みを本書で紐解いていきたいと思います。


第一章 『マッチ売りの少女』―― 貧困を考える、

「マッチ売りの少女」・25頁・2016年3月18日 8:24:48

寒くてどうしょうもなかった・27頁・

少女が望んだ幸せとは・29頁・

働かざる者は食うべからず・31・

日本の貧困率は世界五位・32頁・2016年3月18日 13:39:47

問題解決には助けが必要・34頁・

貧困をなくすには・36頁・


第二章 『はだかの王様』―― 政治を考える

「はだかの王様」・40頁・

腐敗が世界一少ない国・44頁・

女性の社会進出で好循環が生まれる・47頁・

デンマークで少子化が止まった理由・49頁・

国家予算の約75%が教育や福祉に使われる・52頁・

贈収賄ができない制度づくり・54頁・2016年3月4日 15:13:21

なぜ日本人は税金に嫌悪感を抱くのか・57頁・

社会的弱者はだまされ続けている・60頁・

地方分権で政治、福祉が変わる・62頁・2016年3月4日 17:17:16

デンマークの投票率は90%・64頁・


第三章 『みにくいアヒルの子』 ―― 教育を考える

「みにくいアヒルの子」69頁・

人は見た目で判断する・72頁・

自分の生き方は自分で決める・73頁・

デンマークの国民学校法とは・74頁・2016年3月7日 10:23:33

国に必要な人を育てる・76頁・

義務教育に学ぶべきこと・79頁・

教科書の指定がない授業・81頁・

「義務教育」と「教育の義務」との違い・83頁・2016年3月7日 14:57:53

登校拒否には理由がある・85頁・

好きなことを勉強させる・86頁・

高校の授業が分かる人は三割程度・88頁・

高校への進学率は約45%・91頁・

在学中にしっかり実習経験を積む・94頁・

大学全入は大きな無駄・96頁・

役職ポストは公募制・99頁・

デンマークには勤務評定がない・100頁・

教師と生徒が寝食を共にする・102頁・


2016318 ()

泰阜村では、必要な介護サービスは充分に受けて、自宅で暮らし続けてほしいとの願いから、限度額を超えたサービスは全額村が負担することにしています。

http://amamioosimasanrinha.synapse-blog.jp/takita/2016/03/post-acc1.html

6:15 2016/03/18



第四章 『赤い靴』―― 社会のあるべき姿を考える

「赤い靴」・106頁・2016年3月5日 6:01:31

ルール違反の付けは大きい・110頁・

幸な国の方程式・112頁・

自由の使いかをどう教えるか・115頁・

自由の代償と連帯責任・117頁・2016年3月5日 8:53:13

職場を離れたら「目線」は同じ・120頁・

ピザの公平な分け方・122頁・2016年3月5日 14:40:46

一人で持てないものは二人で持つ・126頁・

デンマーク人にはできて、日本人にはできないこと・128頁・

出した分だけもらわなくては損?130頁・2016年3月6日 16:52:52

自由、平等、連帯、共生、・132頁・


○第五章 『ナイチンゲールの歌声は介護の心』―― 福祉を考える

世界一幸福な国デンマークの暮らし方 (PHP新書) 新書– 2009818千葉 忠夫 () 内容紹介・自由、平等、連帯、共生、・132頁・

○第五章 『ナイチンゲールの歌声は介護の心』―― 福祉を考える136・

「ナイチンゲール」・136頁・

http://amamioosoma.synapse-blog.jp/yosiharu/2016/03/php-2009818-22ae.html

6:21 2016/03/24



「ナイチンゲール」・136頁・


思いやりのある介護とは・139頁・


機械にできること、人にできること・141頁・

福祉国家の医療制度・142頁・

国民全員にケースワーカーがつく・144頁・


デンマークの高齢者施設に驚いた・146頁・

住み慣れた家にできる限り住みたい・147頁・

キーワードは「自律のための支援」・1150頁・


ヘルパーが10分以内で駆けつける・152頁・2016年3月24日 14:53:16

成人以降の親子関係・154頁・

ノーマリゼーションの始まり・155頁・2016年3月24日 17:03:34


大規模収容施設をなくせ・158頁・

障害ゆえに不可能なことがある・160頁・


在宅生活にも一長一短・162頁・在宅介護

在宅生活にも一長一短・162頁・ここで、精神障害の福祉について簡単に触れておきましょう。

163頁・日本では、町の真ん中に精神障害者のデイサービスをつくることになると、住民がこぞって反対するという話をよく耳にします。もちろん、デンマークでも反対する人はいます。しかし、みんなの意見で決まったと言うことで、反対の人は説得されるのです。 

その違いは、やはり政治家の選び方が影響しているのではないでしょうか。デンマークでは選挙の投票率は約90%です。自分たちの生活を考えて議員を選んでいます。すると、国が決めたことは、すなわち自分たちが決めたことでもあるのです。もちろん反対する人もいますが、抗しようと決めたことは必ず実行されるのです。 

http://amamioosoma.synapse-blog.jp/yosiharu/2016/03/post-e88a.html

 9:44 2016/03/25

障害者福祉は社会が担う・165頁・


「親なき後」の心配は不要・167頁・

2016325 ()

在宅生活にも一長一短・162頁・ここで、精神障害の福祉について簡単に触れておきましょう。障害者福祉は社会が担う・165頁・「親なき後」の心配は不要・167頁・障害者が一番求める支援・169頁・

http://amamioosoma.synapse-blog.jp/yosiharu/2016/03/post-e88a.html

6:25 2016/03/28


障害者が一番求める支援・169頁・


○第六章 『人魚姫の選択』―― 自律することを考える


自己決定は利己主義となりうる・178頁・デンマークはよい国をつくった

自律と自立・180頁・


生活を守るための労働組合・182頁・

仕事が続けられない社会的障碍者・185頁・


可能な限り社会復帰を促す・186頁・

2016329 ()

世界一幸福な国デンマークの暮らし方 2009818 千葉 忠夫 () 第六章 『人魚姫の選択』―― ・・可能な限り社会復帰を促す・186頁・男性の育児休暇取得率は高い・189頁・

http://amamioosoma.synapse-blog.jp/yosiharu/2016/03/post-93fe.html

17:00 2016/03/29 

男性の育児休暇取得率は高い・189頁・


第三の人生で社会に貢献する・190頁・

奉仕活動ができるようになるには・191頁・


デンマークの社会問題・193頁・

社会的弱者が困らない社会をつくる・195頁・


おわりに・・・デンマークを目指した私・198頁・

おわりに・・・デンマークを目指した私・198頁・平成二十八年三月三十日・

私の人生で初めて手にした一冊目のパスポートの査証の一ページ目に細長いスタンプが刻印されています。

日本国からの出国を証する。出国年月日・APR・14・1967・

出国港・YOKOHAMA

1967年4月14日、26歳の私は地球上に人間の最も住みやすい国があると聞き、自分の目で見てやろうと、横浜港の第3桟橋から旧ソ連船バイカル号に乗り込みました。当時は外国旅行が一般人に解禁されたばかりで、一番安くヨーロッパに行けるソ連経由ケイユ・の片道切符と持ち出せる限度の外貨500ドルを懐に、背には登山用のリュックを背負ってヨーロッパを目指したのです。198・

199頁・出向の銅鑼が春霞みに煙る桟橋に消え、「蛍の光」が奏でられ、見送りにきてくれた友人や家族とのあいだに交わした五色の紙テープが一本、二本と千切れ始め、いつ帰ることができるかわからない日本が遠のいていきました。先のことは一切わからない、ただ日本を住みよい国にしたいと思う心の船出でした。

懐のポケットには母から小遣い代わりに手渡された紙切れが入っていました。その紙切れには、

外国を巡りて知識得るというふ・吾子よ体を先ずいとうべし・無事を祈る父母の心は汝胸に・何時も住めるを常に忘るな・199・

200頁・という母の詠んだ手向けの言葉が書いてありました。

バイカル号に乗船するや否や船内アナウンスで私の名前が響き、耳を澄ますと「船長室に出頭せよ!」と言うのです。

乗船一ヶ月前に航空自衛隊を退職したばかりでしたので、スパイ容疑などをかけられるのかと恐怖感がいっぱいになりながら船長室に出頭すると、「今回の若者たちのグループでは、君が英語を話すと理解しているので、乗船中グループの長を命ずる」とのことでした。

「なあ~んだ、そんなことか」とほっとしたものの、鉄のカーテン内をこの先旅行する不安は消えることがありませんでした。

郷里の三陸沖を抜けるときは夜半で、以下つり漁船の明かりが波間に浮き沈みして別れの手を振ってくれているように見えました。200・

2016年3月30日 5:04:36

生まれて初めて見る外国・200頁・


デンマークは「おとぎの国」そのものだった・202頁・

平成2832日 水曜日


「マッチ売りの少女」にあるような厳寒、貧困の国であったデンマークは、世界大戦後、社会福祉国家としての制度改革を成し遂げ、いまや「国民の幸福度ランキング」で世界第一位の生活大国となった。デンマークにあって日本にないものとは何か?世界でいちばん幸せな生き方とは?「みにくいアヒルの子」「はだかの王様」「人魚姫」など、デンマーク人の心に百五十年以上宿りつづけたアンデルセン童話を手がかりに、自由、責任、政治、教育、福祉、貧困など日本社会が抱える問題について、身近な視点から再考する。

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新書: 206ページ出版社: PHP研究所 (2009/8/18)

言語: 日本語発売日: 2009/8/18

 目次

6:26 2016/03/02

世界一幸福な国デンマークの暮らし方・

http://amamioosimasanrinha.synapse-blog.jp/takita/2016/01/20082-5-44-12-3881.html

9:36 2016/01/26

2/22/2016



なぜ、デンマーク人は幸福な国をつくることに成功したのか どうして、日本では人が大切にされるシステムをつくれないのか 単行本 – 20082 ケンジステファンスズキ () 5つ星のうち 4.4 12件のカスタマーレビュー デンマークという国を日本との比較で紹介した本です。教育や福祉に対する意識の高さ、愛国心、どれも今の日本にとって見習うべきところと思いますが、デンマークという国の歴史的な背景から来るものだと言うことが、詳細に述べられています。

中でもうらやましいのが、エネルギーと食料自給率が100%を超えるという点です。両方とも、これから世界的な不足が問題になることは目に見えていますが、これらの問題を克服している点に、デンマークと言う国のすばらしさを感じました。公務員の必読本に指定して欲しい良書です。

8:29 2016/02/23

なぜ、デンマーク人は幸福な国をつくることに成功したのか どうして、日本では人が大切にされるシステムをつくれないのか 単行本 ? 20082 ケンジステファンスズキ () 5つ星のうち 4.4 12件のカスタマーレビュー

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9:36 2016/01/26
2016年2月23日 8:05:17


 著者略歴 (BOOK著者紹介情報」より) ケンジ・ステファン・スズキ

 旧姓、鈴木健司。S.R.A.デンマーク、「風のがっこう」代表。1944年、岩手県生まれ。1967年、青山学院大学中退後デンマークに渡り、翌年コペンハーゲン大学政治経済学部に入学。1971年から在デンマーク日本大使館に勤務し、その後農場経営をはじめる。1979年、デンマーク国籍を取得。1990年、中部ユトランド商科大学会計学部税法学科を卒業。同年、S.R.A.デンマークを設立。デンマークの風力発電機、バイオマスプラントを日本に普及させる事業を手掛ける。1997年、デンマーク・ウアンホイに「風のがっこう」を設立。環境政策などの視察でデンマークに訪れる日本人のための研修施設として運営を開始。2002年、京都府弥栄町に「風のがっこう京都」を町営の環境教育施設として開校。2004年、「風のがっこう栃木」と業務提携し、研修業務を支援。現在は、日本とデンマークを往復しながら、さまざまな事業を手掛けるほか、講演活動などを精力的におこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 登録情報 単行本: 189ページ出版社: 合同出版 (2008/02) 発売日: 2008/02   

目次


 まえがきにかえて・9頁・ 

私がデンマークに移り住んで、今年で41年目の春になります。本文にも書きましたが、デンマーク留学の目的はこの国の社会福祉政策を勉強することでした。大学4年、23歳の時でしたが、ユトランド半島の片田舎の農場にホームステイしてデンマーク語を聞きかじりながら、翌年1968年の9月、コペンハーゲン大学政治経済学部に入学しました。本格的に北欧風の国家経済学を学び始めましたが、実は、短期留学の計画でした。デンマークで生活しているうちにこの国のあり方にすっかり魅了されて、12年後にはデンマーク国籍を取得することになってしまいました。今日、たくさんの学生や研究者、実務家の皆さんがこの国の社会福祉のありようを学びに訪れます。日本の国としてのあり方に欠けている何かが、この北の果ての小国にはあります。

 デンマークの環境政策、とりわけ自然エネルギーに関しては前著「デンマークと言う国自然エネルギー先進国」(2003)に詳しく書きましたが、日本とデンマークを往復しながら、両国の実情を管見していると、国のあり方をもっと深く理解するために、歴史を振り返ってみたいと思う気持ちが募ってきました。9・

 

10頁・デンマークと言う国の成り立ちとその歴史のダイナミズム全体を叙辻することは、もちろん私の手に余るテーマですが、デンマークと言う国がなぜ、福祉国家・・・人間を大切にシステムをつくることに成功したのか、そんな国を実現した国民性はどのような形成過程をたどったのか、をまとめてみたいと思っていました。そのことが、第2の故郷である日本のあり方を考える手掛かりになうと考えたからです。

 

国家は結局、人々の集まりです。社会を形成した人々が、過去から継承した生活環境を基盤にして、それを改善しながら生活を営んでいます。今日の延長が明日であり、将来の社会は今日の生活から来た教訓を基に築かれていきます。

 

社会も国家も、繁栄と衰退、発生と滅亡を繰り返します。そのリズムや変動の要因は何なのか、その解明は歴史学の中心的な課題でしょうが、歴史家でない私は、デンマークでの生活を通じて体験したデンマークと言う国の理念・システムを手掛かりに歴史を掘り返す作業を繰り返しました。その過程で生まれたのがこの本です。 

読者のみながんがデンマークと言う国のシステム、デンマーク人の国民性を理解する一助になれば幸いです。そして、そのことが同時に、日本と言う国のあり方を考え、現状を改善していくヒントのようなものが見つかれば望外の喜びです。 

平成28126日 火曜日・


   1章 デンマーク・私が「理想とする国家」に近い国

 ・1・億単位の医療費も税金から給付される・11頁・

 

・2・教育費はすべて国が負担する16・

 

・3・18歳からは国は扶養義務を持つ・22頁・

・4・食料自給率は300%を超えている・25頁・

・5・エネルギー自給率は156%を達成した・26頁・  


2章 なぜ、デンマーク人は国に愛情を持つようになったか

・1・民主主義と幸福度は比例する・31頁・

・2・デンマーク人の事業化は国境を越えて活躍する・34頁・

・3・バス・タクシーの運転手が女性なのは当たり前・39頁・

・4・国政選挙の投票率が80%を割り込んだことが無い・40頁・

・5・高額の税金に対してさしたる不満が無い・46頁・

・6・デンマークの田舎生活は快適・50頁・  


3章 氷河とバイキングがつくった北欧の小国

 

・1・狩猟民が南の方から移動してきた・53頁・

 

・2・バルト海がデンマークの農業を育てた・58頁・

 

・3・バイキングはヨーロッパの文化を攪拌した・60頁・

 

・4・バイキングの遺伝子がデンマーク人を鼓舞する・63頁・

 

・5・国民の85%がキリスト教徒・70頁・

 

・6・国際性は国土が狭く天然資源が無いからこそ育った・75頁・


4章 デンマーク人が国を愛する心の原風景 

なぜ、デンマーク人は幸福な国をつくることに成功したのか どうして、日本では人が大切にされるシステムをつくれないのか・
4章 デンマーク人が国を愛する心の原風景・平成28126日・84頁、迄・2016年2月23日 8:12:42

 http://amamioosimasanrinha.synapse-blog.jp/takita/2016/01/4-28126-6e43.html

・1・何百年もドイツと国境をめぐって争ってきた・77頁・

 

・2・地方自治無くして民主主義国家はあり得ない・84頁・91頁・2016年2月23日 8:13:36

・3・何百年も国土の争奪戦が繰り返された・94頁・96ぺーじ・まで・みれる

 ・4・北欧三国の王家は親戚関係にある・99頁・


 5章 農奴が下支えした中世のデンマーク社会

 ・1・デンマークを支えた穀物とニシン・103頁・

 

・2・北欧三国の連携が始まった・105頁・

 

・3・職人層が力を持ち始めた・109頁・

 

・4・中世社会の基本構造・118頁・

 

・5・宗教改革を潜り抜けたヨーロッパ社会・122頁・ 


6章 神聖なる王権から国民の主権へ

 

・1・絶対王政から立憲君主国に・127頁・

 

・2・「生地帰属農民制度」の過酷・130頁・

 

・3・フレデリック6世の善性・133頁・

 

・4・近代憲法が誕生した・136頁・

 

・5・自分たちを守る仕組みとしての協同組合・140頁・

 

・1・デンマークの手工芸と産業の発展・142頁・ 


7章 福祉制度をつくり出したデンマーク・福祉を考えなかった日本

 

・1・200年前の「貧困救済計画」の先進性・147頁・

 

・2・国家の倒産と社会福祉システムの崩壊・149頁・

 

・3・自治体が受け持つ3つのセイフティーネット・150頁・

 

・4・国民生活への最低限のセイフティーネット・152頁・

 

・5・日本では国民のための福祉政策が実施されたことが無い・153頁・ 


8章 デンマークは「戦争」とどう闘ったか

 

・1・ドイツに占領されたデンマーク・157頁・

 

・2・ドイツ軍に抵抗した国王と若者・158頁・

 

・3・ユダヤ人を救ったデンマーク市民・161頁・

 

・4・戦争をしない決め手は食料とエネルギーの完全自給・163頁・ 


9章 教育の目標は「国家運営」に参加する国民をつくること ・1・エネルギー自給政策に国民が参加している・165頁・

 2016年2月24日 17:20:41

・2・環境教育の目標は行動する市民を育成すること・166頁・

 

・3・日本の学校教育は解決策を考えさせない・169頁・

・4・まだ、「国定教科書」が生きている国・170頁・2016年2月25日 6:16:17

 

・5・新しいものを生むには現状の否定が必要・171頁・

 


10章 借金を残さないデンマーク・つけを残す日本・173~179頁・まで見られる・2016年2月23日 8:21:18

 ・1・高福祉でも国家財政は黒字・173頁・ 

・2・引き継がれた悪癖・権力者の汚職文化・174頁・ 

・3・毎年借金が増えていく日本・176頁・ 

・4・納税額が少ない日本・177頁・ 

・5・米国の下請け国家になっていないか・178頁・ 

・6・故郷の里山を「産業廃棄物」の捨て場にする行政マン・179頁・

 

・7・「国民の福祉」はごく基本的な願い・182頁・

 

・8・この現状を変えていくいくつかの提案・184頁・


あとがきにかえて

 

資料・参考文献・

 

平成28124

間違いなく考えさせられます
2016年2月23日 8:41:27


北欧の福祉モデルについて何冊か読んでみましたが,デンマーク入門ではこの本が一番かと思います。決して,専門的な本ではないのですが,今住んでいる人の目線だけでなく,日本人としての目線でも意見が述べられており,いろいろ考えさせられました。圧巻は,デンマークの歴史を説明しながら,現在の福祉政策や国民性のベースとなっている事柄を指摘しているところです。事実や実態の解説だけでなく,それらのバックグランウンドまで言及していることで,理解がぶれなくなります。

 

 

 

それにしても,デンマークの現憲法が福音ルーテル教会の支持を明言していることや,バイキング船に甲板がなかったことがドイツの繁栄につながったことや,長きに渡りデンマーク国王がノルウェー国王/スウェーデン国王を兼務していたことなど,北欧については知らないことばかりだと思い知らされますね。

 

共生社会を考えたい

 

 

 

教育の成果は個人に恩恵をもたらすばかりでなく、デンマーク社会を豊かにする国政選挙の投票率の高さ 国を愛するがために行動することその国に住む国民が「競争社会」を選ぶのか「共生社会」選ぶのかなど医療・福祉・教育制度の充実ぶり、食料・エネルギー自給率の高さ、それらを支える国民の意識について考えさせられました。

 

ただ、それらを賞賛する文章が続き、その現状や課題についてはまったく記述がないので、すべて信じていいものかという疑念も生じました。デンマークに住んでいる方のブログなどを見ると「幸福な国」に否定的な文章も散見します。この本を書かれた方は風力発電機の事業をされているそうなので、デンマークで成功された方として、またはそのセールストーク的な面もあるのかと感じました。

 

共生社会を考えたい

 

 

 

教育の成果は個人に恩恵をもたらすばかりでなく、デンマーク社会を豊かにする国政選挙の投票率の高さ 国を愛するがために行動することその国に住む国民が「競争社会」を選ぶのか「共生社会」選ぶのかなど医療・福祉・教育制度の充実ぶり、食料・エネルギー自給率の高さ、それらを支える国民の意識について考えさせられました。

 

ただ、それらを賞賛する文章が続き、その現状や課題についてはまったく記述がないので、すべて信じていいものかという疑念も生じました。デンマークに住んでいる方のブログなどを見ると「幸福な国」に否定的な文章も散見します。この本を書かれた方は風力発電機の事業をされているそうなので、デンマークで成功された方として、またはそのセールストーク的な面もあるのかと感じました。

 

間違いなく考えさせられます

 

 

 

北欧の福祉モデルについて何冊か読んでみましたが,デンマーク入門ではこの本が一番かと思います。決して,専門的な本ではないのですが,今住んでいる人の目線だけでなく,日本人としての目線でも意見が述べられており,いろいろ考えさせられました。圧巻は,デンマークの歴史を説明しながら,現在の福祉政策や国民性のベースとなっている事柄を指摘しているところです。事実や実態の解説だけでなく,それらのバックグランウンドまで言及していることで,理解がぶれなくなります。

 

 

 

それにしても,デンマークの現憲法が福音ルーテル教会の支持を明言していることや,バイキング船に甲板がなかったことがドイツの繁栄につながったことや,長きに渡りデンマーク国王がノルウェー国王/スウェーデン国王を兼務していたことなど,北欧については知らないことばかりだと思い知らされますね。

 

みんなが読めば日本人の考え方も変わるかも

 

感心したこととしては、エネルギー自給率が100%以上であること。自立した国民性であること。医療や教育費の心配がないこと。国の借金がないこと。税率が高いためみんなが政治に関心を持ち、参政していること。

 

それに比べ、日本人はすべて正反対だ。この本を読んでから、「私も国を変えるのは政治家でなく、国民ひとりひとりなんだ」と感じ、なるべく意見を発信したいと思うようになった。皆さんも、国を建て直すために、建設的な意見を出そう。なんなら、自ら立候補して、利権にしがみつく政治家を引きずり下ろそう。これからの日本がお手本にしたい国の本 日本人の幸福観を根本から変えてくれる1冊

 

投稿者21世紀のケインジアン20081113

 

世界一幸福な国ランキングNO.1の国、デンマーク。環境先進国として知られているほか、日本がとても遅れているワークライフバランスの先進国としても知られている。

 

人口540万人の人口は、北海道とほぼ同じでしかない。しかし、デンマークの歳入額は、北海道の 20倍にもなる。一人当たりのGDPは700万円といわれ、健全な黒字国家である。赤字で苦しむ日本国とはまったく違う。国も潤い、国民も経済的に豊かで幸せ感が高い国が、デンマークだ。「持続可能」というテーマで世界を見ていると、デンマークで行われてきたことが大変興味深い。日本人の幸福観を見直す観点からも是非、読んで欲しい一冊です。

 

日本も国民全体の国政への関心を高めることから始めよう

 

 

 

歴史をなぞりながら、今のデンマークを解説している。デンマークが福祉国家へ歩み始めたのは、1683年の「クリスチャン5世のデンマーク法」あたりから原型が形づくられている。

 

キリスト教を基礎とした人道主義と、民主主義を基本とした自立精神がある。

 

1、デンマーク人は建国以来ヨーロッパ全体を市場として生きて来た国民である。

 

2、その歴史的過程が今日の世界を相手に事業をする企業や個人事業家にまで継承されていること。

 

3、権限を持つものが弱者を庇護し、弱者同士が互いを守り合う「共生の国民性」は「デンマーク王国」を建国する過程で費やされた大きな犠牲が生み出したものであること。

 

国民各層が大きな犠牲を払って国を守ってきたことが「国を愛する国民性」となり、国家を守ることとは何か、を認識する国民を育成してきた。

 

それが「ゆりかごから墓場まで」国民同士で守りあう、社会福祉制度の導入につながり、今日の自然エネルギーの導入にも繋がっている。

 

食糧とエネルギーが自給率100%を越えている。教育と医療費は無料。確かに税金は高いが、政治を信頼しており国民の合意はできている。すべてが良い循環になっている。

 

投票率も高い。国防の意識も高い。国民背番号制があり脱税が難しい。行政と産業が癒着しておらず官僚の天下りがない。労働組合は企業別ではなく職種別になっている。新規採用制度や定年がない。デンマーク王室は国民から敬愛され、垣根も警備もいらないぐらいの環境を作り出している。

 

デンマーク人は自国を愛するが故に高額な納税をし、国を守るために徴兵制度を導入し、中学生から政治活動に参加する。家族の誕生日にも国旗を揚げる。国歌は賛美歌と一緒に歌われる。

 

つまり具体的な行動になって「愛国心」が現れているのだ。

 

子供は大学進学を目標とせず「教育の目的は個人が持つ能力や才能を社会のために育成すること」という教育理念がはっきりしている。

 

正誤でなく問題解決能力を伸ばす。デンマークでは歴史教育に力を入れている。

 

国家運営に参加する国民を作ることを目標としている。

 

12歳で「高速道路の建設に関する賛否」というテーマを取り上げ、自然破壊というマイナス面と、物流効率活性化というプラス面を考える。デンマークの選挙権は18歳からだが、12歳頃からこのような国家運営の根本となる施策への自己の意見を確立するための準備が始まっている。そして18歳になった時、選挙を通し国政に参加する市民としての条件を育成している。

 

日本では自分の意見を持ち行動していく人格を育てることが教育の目標になっていない。知識は身につけるけど行動力は持たない、政治に口を出させない。

 

良い大学に入ることが目標になってしまっている。

 

デンマークでは入学試験がなく、高校での成績がそのまま入学資格になる。

 

サバドーというモラトリアム期間があり、多くの若者がアルバイトをしながら様々な社会活動に参加し、のちに職に就いた時に役立てる。

 

こうして日本と比較してみると両者の違いがはっきりしてくる。デンマーク人は国との一体感や信頼感がある。親子の団らんでも政治の話をする。問題を放置することなく積極的に話し合い改善策を考える。日本では愛国心や国旗や国歌に対して複雑な思いを抱えたまま今日まで放置されている。

 

日本人は国の運営に対して参加意識が薄い。官に服従する精神が強く、「誰かが何とかしてくれる」と人任せになりがちで、政治に無関心で投票率も低い。民主主義を行使していないのだ。

 

著者は「このような社会を作った原因は国家を管理運営する人たちに「あるべき国家の理念」が欠けているため。」と語る。その通りだと思う!

 

国全体のことを考えない官僚。カネと権力しか興味のない政治家。

 

国民から権力者まで日本国民ひとり一人が、「臭い物に蓋、見て見ぬフリ、知らんぷり、自分さえ良ければいいという歪んだ個人主義」が蔓延している。こういったことが国家運営の障害になっていることは間違いないだろう。

 

確かにデンマーク人の意識の高さには見習うべきところがある!

 

日本はデンマークの制度を取り入れるにしても、まずは意識改革が先だろう。

 

日本もデンマークを参考(モデル)にして、国の設計図から構想できるはず

 

 

 

北欧がかなり高いレベルで福祉と政治への満足度を実現していることはよく知られている。この本で示されたデンマークの福祉や諸制度は人間のことを考えられて構想されて実行もされていることがよくわかる。日本で想像する以上のレベルに達しているとみな驚くに違いない。

 

 

 

著者のお孫さんの医療に関する記事を読むと痛感する。心臓の病気で手術と入院を何度も繰り返しているが医療費は無料で親が看護のための休暇をとれば収入もそれなりに補ってくれるというものだ。

 

 

 

こういう事実を挙げていくと、日本の政治かや企業をはじめとするリーダ達は人口が少ないからできたなどと逃げ腰になることが殆どだし、官僚も似たような態度だろうな。

 

 

 

日本の政治、経済力と国民福祉の関係、税金の使途など改善する際の方向性を示してくれている本です。多くの人が手にとって欲しい。

 

日本でも高福祉と強い国際競争力が実現できる?!  

 

高額な税金(所得の70%、消費税率25%)で、無料の教育、無料の医療費、失業時の高保障を実現しているにもかかわらず、国家財政は黒字、世界競争力ランキングで3位(日本8位)、1人当たりのGDPは日本の1.35倍、1人当たり貿易額は日本の3倍、エネルギー自給率156%、食料自給率300%超。

 

デンマークが「なぜ、どうして」これらを実現できたかを、デンマークに生活している生活者の視点とバイキングの時代から遡って視ることによって答えを見出そうとしたのがこの本です。体系的で整理された学者の本ではないが、競争社会、格差社会と福祉・高齢者切り捨てで混迷する日本の根源とあるべき姿を考えさせてくれる本である。

 

皆に読んでほしい。

 

北欧の高福祉は何十年も前から羨望の対象として語られてきたが、そのために長い時間をかけて国づくりを行ってきたことにまず注目すべきであろう。高福祉には高負担が伴うが、それを厭わない国民に日本人はなれるのか?それともやはり日本人には「中福祉・中負担」なのか?このような語り尽くされた論議のほかに私が注目したのは、本文中にあった、自分たちの将来の生活のために、安易に隣町の安い店に走らず、少々高くても近所の店で買うというデンマーク国民の姿勢だ。これなら、中国野菜や餃子問題は起こらないであろう。自分中心の生活により自らの首を絞めている私達日本人にまねができるだろうか。

 

幸福王国と不幸王国、同じ王国でありながらなぜこんなに正反対なのか、

 

だれもが尊重される社会と誰もが尊重されない社会。のびのび社会とジミジミ(チジミとジメジメの合成)社会。よしよし社会とダメダメ社会。日本の王様はなぜ国民を幸福にしないのか。

 

日本の教育はなぜ国民を奴隷化しようとするのか。日本は一部の特権者のためにすべてが奴隷化され、幸福が犠牲にされるという状況である。民主政治ではなく脅迫政治が実態である。

 

解決策:

公務員の終身雇用、年功序列制を禁止すること。公募制にすること。年齢身分差別に関わる制度をすべて見直すこと。小中学校でも同じクラスにいろいろな年齢の人がいるような状態にすること。小中学校も単位制にすること。落第、飛び級は個性の尊重として認められるべきこと。

 

エネルギーと食料自給率が100%を超えるデンマーク

 

デンマークという国を日本との比較で紹介した本です。教育や福祉に対する意識の高さ、愛国心、どれも今の日本にとって見習うべきところと思いますが、デンマークという国の歴史的な背景から来るものだと言うことが、詳細に述べられています。

 

中でもうらやましいのが、エネルギーと食料自給率が100%を超えるという点です。両方とも、これから世界的な不足が問題になることは目に見えていますが、これらの問題を克服している点に、デンマークと言う国のすばらしさを感じました。

 

公務員の必読本に指定して欲しい良書です。

 

タイトルが長く、一見くどい感じを受けましたが読んでみて、まず、日本の全公務員が読むべきだと感じました。驚いたことにデンマークは世界最高レベルの社会保障制度が整っていて、食料もエネルギーも自国でまかない、かつ民主主義がもっとも進んでいる国だそうです。

例えば●病院の入院、治療費は無料

 

●小学校から大学までの教育費も無料

 

●大学入試もなし

 

●高等学校三年間の全ての科目の平均点数で大学と学部が決まる

 

●職業学校や大学に通学する18歳以上の国民には国庫から「奨学支援金」が支給そして、国民は福祉制度を支えるため

 

〇高額な税金を納付当たり前といえば当たり前ですがこの素晴らしい社会保障制度は制度を乱用しないという国民同士、国民と国家の信頼関係、税金が国民全体のために使われているという合意が大前提となっています。

 

(血税を湯水のように垂れ流し続ける日本とは大違いです。)

 

同じ地球上にここまで対照的な国が存在しているとは!食料自給率も300%以上、エネルギー自給率は156%超、財政は黒字。かたや、日本は900兆円の赤字を抱える借金大国です。

 

加えて年間の自殺者が毎年3万人以上、無縁死、孤独死される方々も3万人以上で美しい国どころか恐ろしい国になりつつあります。家族の責任は家長にあるように国家の責任は国のトップにあります。ぜひ、公務員、特に国会議員は何度も精読し、自らの税金の垂れ流しと事なかれ主義を猛省し、少しでも幸せな国を築いてほしいと思いました。また別の意味で、危機感と希望の両方を持つことができる素晴らしい本だと思います。

 

健全な日本社会をつくっていくための手引書楽しく読ませていただきました。

 

特に「フレデリック6世の善政」や「200年前の貧困救済計画」の先進性に驚かされました。なんて人民のことを大切に平等に考えているのでしょう。また、第2次世界大戦中、ドイツがデンマークに侵攻した時、わずか4時間で降伏し、占領を受け入れた指導者の判断もすばらしいと思います。それに比べて日本のとった行動は被害、加害を含め情けないの極みです。

 

デンマークの良さをたくさんの日本人に知ってもらって、日本をもっと改善していって欲しいと思います。その上で、本書は手引書として大いに役立つと確信しております。

 

15:10 2016/01/24

11:12 2016/02/22

2/23/2016 7:56:41 AM