人々の声が響き合うとき　: 熟議空間と民主主義

福岡市を経営する、現職市長による初の著書、福岡を｢最強都市｣にした弱者の戦略とは？ダイヤモンド社、

・はじめに

・7頁・450億円の財源不足に対し、490億円の財源を確保・36歳の若い市長の存在は、市役所に出入りされる業者の皆さんにとっても、面倒ものであったはずです。

行財政改革プラン・
city.fukuoka.lg.jp/data/open/cnt/3/35102/1/plan_text.txt?20161027155156

・8頁

・市長になってから、さまざまな改革を行いました。

・そこで、素人の私ではチェックできない分野までしっかりと専門的な目で精査するために、外部の有識者を入れた会議を9回にわたって開催して、｢行財政改革プラン｣を策定したのです。

福岡市では、平成25年６月に策定した「行財政改革プラン（計画期間：平成25～28年度）」に基づき、限られた経営資源を有効に活用し、効果的・効率的な事業展開を図るため、施策・事業のさらなる選択と集中を行うとともに、行政運営の仕組み・手法等の見直しを積極的に進めるなど、将来にわたり持続可能な市政運営を目指して、行財政改革の様々な取組みを進めています。

福岡市行財政改革プラン

ウェブ行財政改革プラン. 福岡市では、平成25年6月に策定した「行財政改革プラン（計画期間：平成25～28年度）」に基づき、限られた経営資源を有効に活用し、効果的・効率的な事業展開を図るため、施策・事業のさらなる選択と集中を行うとともに、行政運営の ...

14:05 2023/03/22・

行財政改革プラン

行財政改革プラン（3,789kbyte）

gyozaisei.pdf (fukuoka.lg.jp)

問い合わせ先

・これによって450億円の財源不足に対して490億円の財源を確保し、それまでの4倍のペースで保育所を整備し、子ども医療費助成の拡大などを行いました。

・もちろん職員数を減らしたり、未利用地を売却したりするなど役所内部で出来ることは率先して行いましたが、それだけでは賄えません。使用料を適正な額に上げたり、目的が薄らいだ公共施設を廃止したり、補助金の削減もしました。こうした見直しを行えば、かならず誰かの痛みが伴います。恨みも買います。

・また｢随意契約｣という、行政が任意で事業者を選んで契約する手法は、｢官製談合｣の防止や特定の業者が契約を独占しないためにできるだけ避けるべきとされています。

・9頁

・私はこの｢随意契約｣総点検も着手しました。そして外部委員会とも協議を重ねて、147億円の見直しを決めて、順次｢競争入札｣といった透明性や競争性の高い契約方法に変更しました。

・また、外郭団体との契約見直しは46億円で、このうち9割を競争入札に切り替えました。

・このようなさまざまな行財政改革を３０代の新人素人市長がどんどんするのですから、面白く思わない方も多かったのかもしれません。ちなみに、丁度偶然にも同時期に不審な車が家の前で見張っていたり、役所への行き帰りに車で尾行されたりすることも続いたため、行き帰りをパトカーが先導してくれた時期もありました｡秘書に対して｢殺す｣という脅しの電話もありました。こういったこともあり、今では朝、家を出てから帰宅するまでの間、県警のSpが付いてくれています。

・１１頁

・福岡市は８年で｢最強｣の町になった

・スタートアップに力を入れて、現在４年連続での開業率７％台は全国唯一です。政令指定都市で唯一、税収が５年連続過去最高を更新し続けていますし、｢天神ビックバン｣などのプロジェクトで地価の上昇率も東京都や大阪府のおよそ倍。人口増加率も東京を抜いて１位となりました。

スタートアップ関係、

福岡市検索結果 (fukuoka.lg.jp)

福岡市グローバル創業特区 (fukuoka.lg.jp)

2023/03/22 17:31・

行財政改革プランの策定に当たっては、これまでの行財政改革の取組みについての評価や、今後の取組みの方向性に対するご意見をいただく場として「福岡市自立分権型行財政改革に関する有識者会議」を設置し、会議の様子をインターネットで動画配信するなど、オープンな検討を進めてきました。

策定までの経緯下、

福岡市行財政改革プラン策定までの経緯 (fukuoka.lg.jp)

福岡市行財政改革プラン (fukuoka.lg.jp)