翌朝は列車の時間までにまだ間があったので、前日のトークで
さださんが教えてくださった森鴎外のお墓のある永明寺(ようめいじ)に
思いがけなくお参りさせていただくという幸運に恵まれました。



零れんばかりに咲き誇る萩の花がお寺の入り口で私を迎えてくれました。






この萩のお花の坂道の向こうに山門があります。



山門の佇まいにふと長崎の聖福寺と同じ空気を感じました。









このお寺の「方丈さん」と呼ばれるご住職様とお話させていただくご縁に
恵まれました。「またいつかゆっくりお訪ねください。」とおっしゃって
くださった有難いお言葉がいつまでも耳に残っています。
(このお寺には「方丈の間」という四畳半の正方形のお部屋があり
そこに居られるので「方丈さん」という愛称で呼ばれているご様子でした。)



この一角に鴎外のお墓はあります。
朝の空気はなんとも澄み渡っていてとても清々しいです。






津和野の街ともとうとうお別れの時間がやってきました。



山々の穏やかな緑に抱かれた街、津和野
あたたかい方言の向こうの人の心はもっとあたたかい
またきっと訪れたいと今度は二人で、津和野のお山にそっとゆびきり


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