息子がもう一年同じ予備校の寮で過ごすことになったので入寮のため小倉へ
行ってきました。おばあちゃんからいただいたお餞別の袋には美しい文字で
「はなむけ」と書かれてありました。別れの文字を使うのは悲しいからと。
「餞」は「はなむけ」と読むのですね。義母からその言葉の由来も教わりました。
馬の鼻を行き先に向けてあげる。ひとりじゃないみんなが応援してるよ、って
意味だそうです。夏の終わりまで帰ってこれないのでこの家をしみじみ見回して
味わっていました。「この電気の傘、野球のバットで割ってしまったのは
これくらいの目線だった。俺こんなに背が伸びたんだな。」とか呟きながら。
子供たちの居なくなったこの家はなんだかがらんとして冷たくさみしいです、やっぱりね。



「リレーつばめ」の車窓からです。この今まさに吊り上げられてる鉄柱、きちんと地上の
落ち着くべき場所に設置されたらもうずっとその場所を動くことはないんですよね。生涯を

列車の安全を守るために捧げるんだなってふとそんなことを想いました。



息子の通学路で廻ってたかざぐるまです。また今日から毎日この道を通うのですね。
こんなうららかな春の日ばかりではありません。暑い夏の日、凍える冬の日。
できるものなら常に笑顔と共にあって欲しいと祈りつつ。






生きてゆく

寄り添いあって

支えあい

二人一つの

この道を行く





この夜はなんとこんなにまあるいお月さま。もしも反対側の部屋だったら
この月のこの空にあることに全く気付かなかったことでしょう。


お月様

出逢いの奇跡

ありがとう





春の宵

するするすると

月の糸

我のてのひら

君のぬくもり





目を閉じて

君を想へば

見えてくる

心の中の

欠けない月よ





帰りの「リレーつばめ」の車窓からです。これは羽犬塚の駅






季節のパレットはそろそろれんげ草色に塗り替え準備中で〜す



れんげ草にも桜みたく前線があるのですね!
れんげ前線、今九州を北上中です\(^0^)/





淋しいと

こらえきれずに

零るるは

れんげの雫

その紫の





想い出の聖地です。





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