次はお気に入りのいつもの喫茶店で一休み。
お正月のお飾りが。これ「ぼんたん」ですよね?お土地柄なのでしょうか?
初めて気付いたのですがこの喫茶店「風見鶏」という名前だそうです。
大好きな喫茶店があるってそれだけでとってもしあわせな気分になるものですね。



紅白のおもちのお飾りです。昔母が作ってたのを思い出して
懐かしかったです。
(蛇足ですがこの写真ちょっと雰囲気あると思いません?)(^^;)?



いつものカフェカプチーノです(^−^)!
シ〜ナモンの枝で恋しい人の名を書けば〜♪



この日は過ごしやすかったのであっと言う間に観世音寺まで辿り着きました。
去年の秋来たときにはここは一面の秋桜畑だったっけ。
この宝物殿の仏像たちはいつもいつも変わらない心で私を待っていて
くださいます。おひとりおひとりの仏像と静かに対峙するときに知らず知らずのうちに
私の心の中の悲しみも辛さもそっと軌道修正されて、この上ない安らぎを覚えます。



寒椿はあったかそう(*^。^*)
そこだけ灯の灯ったように。



楠木に深く護られているお寺ですね。



天満宮のあれだけたくさんの梅の木に一輪たりとも花はまだ咲いては
いなかったのに、ここ戒壇院の裏庭に真白き雪のような梅の花が
たったの一輪だけ咲いていました!「私を待っていてくれたの?!!」と
駆け寄って抱きしめたい衝動に駆られました。



お地蔵様に傘をさしかけるようにお護りするように
いちばん早くに花を点けたのでしょうね。

この戒壇院は日本中にたったの三つしかないのだそうです。
奈良の東大寺と茨城(?)とここと。
向かって右側に鑑真和尚の像が祭られています。
鑑真和尚は鹿児島県坊津の秋目浦という海岸に上陸され
大宰府に寄られて奈良へ向かわれたそうです。この日にここで私に
そう教えてくださった方がありました。だから鹿児島と大宰府って
きっとご縁が深いのですよ、って。これだけ私がこの地に惹かれるのも
なにか深い縁があるのでしょうか。。。
その方は菅原道真公は光源氏のモデルだって力説なさって
おられましたがそれにはなんだか肯けませんでした(^^;)
イメージ壊れちゃいますよね?でもこうやってその場所に立っていると
千年の時も歴史もとっても身近に感じられるから不思議ですね(^−^)!

彼は松尾芭蕉が鑑真像の頬を伝うひとすじの涙をご覧になられて詠まれた句も
教えてくださいました。(その場でメモするわけにもゆかず曖昧ですが。)

若葉もて御目の涙拭わばや

芭蕉ってお優しい方だったのですね。



新年を寿ぐかのように赤い実が成っていました。
前の晩ホテルで読んだご本の中にこのようなことが書かれていました。
目に見えるもの形あるものは必ず変化する。
(逆に言えば変化しなければ目には見えないのだそうです。)
そして形あるもの目に見えるものは必ず終わりを迎える。
千年の時を経た楠の仏像に心安らぐのはそのなかに自分を
観ているからなのでしょうか?

ジャ〜〜ン
お土産で〜〜す!




鷽(うそ)の鳥は天満宮の護りの鳥。とっても美しい鳴き声だそうです。
1月7日に「うそかえ」という神事が行われるそうです。
一年中の嘘を神前で誠に変える(@。@;)!


明けてうれしい天満宮の

はるのうそかえ縁となる

                   (野口雨情)







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