その日のうちにあとふたつの美術館巡りをしました。



まずは穂高駅の近くの碌山美術館です。



そろそろ二日間もだれともあんまりしゃべらなかったら誰かと
おしゃべりしたくって、すぐに誰にでも話しかけてしまいました(^^;)。
穂高駅から乗せていただいたタクシーの運転手さんは「あ〜、とうとう
2時間も待っちゃったよ。(この駅には一時間に一本しか列車が止まりません。)
でもオイラみゆきちゃんが大好きでさ。(車の中、中島みゆきが流れていました!)
みゆきちゃんの歌さえ聴いてれば何時間だってへっちゃらさ!」
穂高駅近くのふらりと入ったお店では谷村新司が流れていて、またまた
そのお店のおばちゃんと話が弾んでしまいました(^^;)。そのお店では
硝子の器にお庭で咲いた紫陽花が浮かせてあったのがほんとうに綺麗でした。



歩き疲れたのでいったんお宿へ戻りました。
宿の入り口ではこのお花がお出迎え。

ホタルブクロ?
ツリガネニンジン?
いえいえこれは妖精のぼうしよ!




ようやくお宿の外観とか写すゆとりが出てきたかな(^^;)?



この松林をぬけて今度は近くのジャンセン美術館へ徒歩で。



ジャンセン美術館



『カサブランカ』(アベニュージャンセン)

美術館に一歩足を踏み入れるや突然目に飛び込んできたのが
この百合の絵です。ほんとうに綺麗で忘れられない一枚の絵となりました。

翌朝もお宿のご主人穂高駅まで車で送ってくださいました。
こんなご親切を受けながらあんな不埒なこと心の中で考えてたなんて
きっとばちがあたりますね、私(^^;)。駅に着いた時彼コンタクトレンズを
落としてしまわれて二人でしばらく探したのですが見つからずに。
それなのに切符を買うところまで付き合ってくださって東京での乗り継ぎ方法
とかまでご親切に教えてくださって。旅の出会いの想い出に感謝です。




この日は昨日とは打って変わってほらこんなにいいお天気!
大糸線の車窓からいっぱい写真を撮れました(^−^)!



昨日望めなかったぶんまでアルプスの山々が陽気に私に手を振ってくれました!



大糸線大好きになりました。
ローカル線なので乗客もどこかのんびりしてます。



行きには撮りそびれてしまった梓川もほらこんなに綺麗に撮れたよ!!



えいっ、もう一発!
私トロいので動く車窓の景色はどうも苦手。
でもこれだけ撮れたら上出来でしょ?



かろうじて諏訪湖も撮れましたぁ〜!



旅の終わりはバッハを聴きながらこんなに美しい錦のような
黄昏の空に出逢えました。安曇野の水のせせらぎをまるで
夢のように心に繰り返し繰り返し思い浮かべます。



旅のおみやげはほらこんなにかわいい
金子みすずのてのひら詩集





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