翌朝はベーコンとキャベツを炒めたオムレツ、それに安曇野の美味しい水で煎れてくださった
珈琲など温かい真心の朝食をいただきました。その後なんとわざわざ宿のご主人が車で
いわさきちひろ美術館まで送ってくださいました。タクシーなら相当な金額の距離です。
ご親切に心から感謝です。



この日は一日中生憎の雨でした。

「雨の日に晴れの日を想う

あきらめないこと信じること」


この「はれことば」を胸にたいせつに抱きしめながら






ちひろの愛した草花が美術館のあちこちに



世界のいろいろなお国の絵本やこんな楽しいオブジェもあります!





ピンクの可愛い通行券で館内とお庭を自由に行き来できます。
アルプスの山々を借景にこの広い庭も美術館の一部です。



雨もまた想い出のひとつですよね(^−^)

ついにかねてから念願だった安曇野のちひろ美術館を訪れるという夢が叶いました!
以前一度計画していたのですが諏訪までで台風のためどうしても引き返さなければならず。
この日はなんともうひとり大好きな詩人の金子みすずとちひろの絵のコラボレーションの
展示イベントが催されていたのです!なんという偶然、なんという幸運!!

星とたんぽぽ



見えないものでもあるんだよ

見えぬものでもあるんだよ。。。


ちひろの絵に寄り添うようにみすずさん直筆のこの詩が飾られていました。
お二人の作品の前で私、こんな走り書きをしています。

ちひろの絵に出逢うとどうして涙ぐみたくなるのだろう?
儚いけれど力強い
境界線が消えてゆく
消えた境界線のむこうで
金子みすずにぱったり出逢う

儚さと力強さを併せ持っているこの二人の女性って
とってもよく似ていると思いません?
私個人的にはちひろの原画で見るといよよますます美しい色使い
そしてはかなく消えゆく境界線に震えるような感動を覚えました。

大好きなふたりの女性(ひと)の居る部屋は
なぜかそこだけとてもあたたかだった





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