ケアタウン カーサブランカ 9月1日オープン
平成23年9月1日に南さつま市加世田に高齢者専用賃貸住宅を含めた複合ケアホーム、「カーサブランカ」がオープンしました。市街地の中心部に位置し、年齢を重ねても「街中」での生活をとのコンセプトで、ケアのついた安心ホームを提供いたします。

○5つの安心○

同じ建物の中に、特養、小規模多機能ホーム、高齢者専用賃貸住宅が入り、ヘルパーステーションやケアマネセンターも併設されることから、
1、医療 2、介護 3、食事 4、見守り 5、住居 の5つの安心を提供できる高齢者向けのケアホームです。建物は南欧風のスタイルで統一され、あなたのもう一つの家(カーサ)として、生涯の安心を提供させていただきます。

住所:鹿児島県南さつま市加世田東本町8-10
  (南薩地域振興局そば、ファミリーマート加世田本町店横)
連絡先:0993-78-3320
(以下、昨年度の行事報告です)
(9.5)日本生命財団助成事業

シンポジウム
「認知症になっても安心して住める街、加世田」

開催報告
9月5日に南さつま市加世田にあります「いにしへホール」にてシンポジウム「認知症になっても住める街、加世田」が開催されました。
当日はほぼ満員の聴衆の中、第1部としてコーディネーターによる基調講演、及びシンポジストによるプレゼンテーション、第2部として現状をふまえた地域における高齢者の情報ネットワークの構築及び病院・介護・行政・住民を巻き込んだ情報の共有と活用について話し合いました。
当日は大阪市立大学教授の白澤政和氏、厚生労働省保険局医療課長の佐藤敏信氏他をお迎えして、他職種による情報の共有とその活用について議論しましたが、今後要介護者が増えるにともない、医療と福祉の連携についてはその重要性に関して各シンポジストから意見が出ていました。
(満員の会場・この取り組みに対する関心の高さが伺えました)
(シンポジストを交えての意見交換により今後の住み良い
街つくりへの青写真を描く)





講演会ご報告
去る4月8日に鹿児島市、宝山ホール・大ホールにおきまして、京セラ名誉会長の稲盛和夫氏をお迎えして、社会福祉法人 野の花会第21回、21周年記念講演会が行われました。当日は満員の約1600名の聴講者においでいただき、誠に有難うございました。立ち見の方々には、別室にて専用モニタでご覧いただくなど大盛況となった記念講演会になりました。
しかしながら聴講希望の方が予想以上になり、やむなく抽選となりましたことにつきまして、会場にお越しになられなかった方々には、心よりお詫び申し上げます。
講演内では、稲盛氏のこれまでの自身の人生について、たどってきたご経験とご自分の意思を通して見えてきたものをわかりやすく述べておられました。話題は幼少の頃の境遇から学生、社会人と人生が変遷していく中での心の変化、及び宗教的な考え方を通した自分への思い、未来に向けた提言など、多くにわたっており、聴衆の皆様も静かに聴き入っていました。
講演する稲盛和夫氏 満員の会場にて(入りきれない方は別室にてモニター聴講になりました)
開演前からの長い行列 書籍コーナー 約1600名の方々にお越しいただきました。
稲盛和夫氏による記念講演会終了後、同じ鹿児島市内にありますホテルにて、社会福祉法人野の花会設立21周年記念祝賀会が盛大に行われました。
全国から数多くの方々をお迎えしまして、アルテンハイムからはじまる法人のこれまでの歩みを映像などを通して皆様にご覧頂きました。
また途中にはアルテンハイムに勤務中であるインドネシア介護士の2人も参加した民族楽器「アンクルン」の演奏、またお帰りの際には記念品として一世紀を生き抜いた前理事長の吉井淳二による百歳で描いた桜島記念品としてを全員にお配りし大変喜ばれていました。
城山観光ホテル・エメラルドホールにて 講演会を終えた稲盛氏も駆けつけてくださいました
アンクルン
インドネシアの楽器演奏
インドネシア介護士
マエサロさんとヘニさん
樋口恵子氏(高齢社会を良くする女性の会理事長)による乾杯
社会福祉法人 野の花会 設立21周年に添えて
21周年の塔 記念碑文(今井眞正先生による)
野の花会は恩寵のうちに21年を迎えました。感謝あふれる思いでございます。
昭和63年「福祉に文化」を基本理念に「絵と彫刻のある憩いの園」アルテンハイムを前理事長吉井淳二とつくりました。申請から許可まで13年を要しましたが、途中他の地域からのお誘いも辞退して南さつま市につくることにこだわったのは祖父が医業を始めたのが南さつま市でした。祖父の開いた小さい医院はその後、父・弟たちまたその息子たちもその志に生き、95年が経ちました。これまで加世田の方々には大変お世話になり支えていただきました。その加世田の方々とご一緒に祖父の志に生きたいと願ってきました。
私一人の小さい声と小さい思いがアルテンハイムをつくるきっかけとなり、その道のりが長く厳しいものであるほど支えてくださる方々のあることは幸せでした。
私はその時代をみつめ、時代に合った志の高い仕事をされている方を1年に1度加世田にお呼びして講演会を開き、「加世田アルテンハイムから地域へのメッセージ」として発信してきました。そのご縁で第一線で活躍されている先生方に事あるごとにご支援をいただきましたことは大きな喜びと力になりました。10年前アルテンハイム内に小さいクリニックをつくる時にリハビリテーション専門でいくと決め、東京 初台リハビリテーション病院理事長の石川誠先生にお力をいただきました。
「苦しくても小さくても本物のリハビリ専門クリニック」を志すように言われ、ご自分が手塩にかけて育てられた理学療法士を2名加世田へ送って支援してくださいました。今もその一人はとどまって加世田で良い仕事をしております。石川先生は、現在長嶋茂雄氏やイビチャ・オシム氏の主治医として有名になられましたが、身に余るご支援をいただき野の花会もクリニックも加世田のお年寄りも幸せだったと振り返っております。その中でアルテンハイムは、日野原重明氏、安藤忠雄氏提唱の「癒しと安らぎの環境フォーラム」で最優秀賞を受賞させていただきました。
野の花会はこれからも共に生きるコミュニティを築いていきたいと、今年も新しい試みを始めました。新聞報道などですでにご存じかと思いますが、「認知症になっても安心して暮らせる町、加世田」をめざして、地域の行政・医療・看護・介護が一体となり、認知症のお年寄りを支える鹿児島県ではじめての試みです。
これまでお導きいただきました多くの方々にお礼申し上げます。これからも限りなく研鑽を重ね「医療や福祉に文化を」と願い努力を続けますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。

社会福祉法人 野の花会 
理事長 吉井 敦子




介護予防のために器械もお金もいらない貯筋運動を広めています

貯筋運動とは、無理なく安全に、しかも特別な器具を用いずに,自分の体重を利用して簡単に実施できる筋力トレーニングです。老化に伴って弱くなりやすい下肢のトレーニングを中心に、様々な部位の貯筋運動があります。運動が苦手、また日頃運動に慣れ親しんでいない方でも安全にはじめていただけるよう、体位や負荷の強さが工夫されています。自分の体は自分で、無理のないよう今から少しずつ体つくりに励んでいきましょう。

日時:  1018日(月) 111日(月) 13:30〜

今後も毎月第1・3月曜日(13:30〜)に開催します

場所: ラポール吉井リハビリテーションセンター
(南さつま市加世田村原1−10−10) 0993−53−8888

元体育教師の永田玲子さんに講師をお願いして、楽しく賑やかにおこなっています。

参加費: 無 料

参加当日は、簡単な運動ができる格好でおいでください。



認知症外来について

アルテンハイム・クリニックでは、院長による認知症相談を常時行っています。
また、定期的に日本早期認知症学会理事長 医師・金子満雄先生の特別診療も
いたします。この日は予約制となりますので、下記までお問い合わせください。
次回のアルテンハイムクリニックにおける、金子満雄先生による特別診療日です。

9:00〜17:00(25名の完全予約制です。)

次回日時:  1111日(木)  9:00〜17:00

場所: アルテンハイムクリニック本町
(南さつま市加世田本町37-2) 0993−53−3211




女性専用外来について


また、毎月1回 鹿児島大学から、女性の方を対象に「女医による女性専用外来」を行っています。
女性専用外来とは、女性特有の病気や悩みを抱えている方の気になる症状(眠れない・イライラする
・体がだるい・頭痛・腰痛・肩こり・めまい・嘔吐など)はあるけれど受診する科がわからない、
男性の医師だと恥ずかしくて受診しにくいというような悩みや不安を、女性医師が話しやすい雰囲気
の中で症状を伺い、女性スタッフが中心となって行う「女性のための医療」を提供する外来です

話を一人1時間かけて聞きますので1日3〜4名までになります。

毎月第3火曜日開催:14:00〜17:00(要予約) 
1日3〜4名の予定で行います。


(産婦人科ではありませんので、内診などはありません。)



お問い合わせは
アルテンハイム  0993―52―8715
またはクリニック本町 0993―53―3211まで