モリヤスオ過去の活動から

小さくても輝く自治体フォーラム

2003年2月22日〜23日 =長野県栄村=

写真:背丈より高く降り積もった雪の中に掲げられたフォーラムへの案内板の前で記念撮影するモリヤスオ

北は北海道から南は鹿児島県の奄美大島まで全国各地から40余町村に及ぶ首長を初め町村議会議員、研究者並びにマスコミ、自治体問題に深い関心を寄せられている方々等、大勢の皆様方が雪深い信越境の栄村に参集しました。
又 政治改革の旗手として全国に知られており市町村合併においても自律心の高い小規模自治体の自立を支援するとされている長野県田中康夫知事も来賓として出席しました。

フォーラムの呼びかけ人は北海道ニセコ町逢坂誠二町長 福島県矢祭町根本良一町長 長野県栄村高橋彦芳村長他5名。

写真:田中康夫知事とのツーショット

初日記念講演とシンポジウムがありました。

「日本の改革をリードする」と題して記念講演した田中康夫長野県知事は、市町村と連携をしながら進めている「自律プロジェクト」を紹介しつつ自然や文化を守っている小規模町村の価値を高く評価した。

写真:フォーラム会場風景

シンポジウムには4人のパネリストが登壇。

栄村の高橋村長は、国のメニューにはないが住民との協働作業で取り組んでいる。田直し(土地改良)、道直し(土木工事)や下駄履きヘルプ(在宅介護)事業を紹介、「実践的自治が村のスローガン」と述べ小規模自治体の権限見直しについて国をけん制した。

二日目は「将来の基礎的自治体のあり方−もう一つの可能性を探る」をテーマに意見交換しました。

長野県の「自律」プロジェクトに参加した泰阜村(やすおかむら)の松島貞治村長は県が市町村の事務を請け負う特例事務受託制度(04年度から実施)など県との協働、広域連合の充実、住民の協力などを挙げ栄村の取り組みを紹介しました。

写真:フォーラムが開催された栄村の風景

フォーラムは最後に全国の46町村長と110以上の自治体関係者、研究者が出席
「日本の自然と文化、産業の未来にとってかけがえのない小規模町村を守り、さらに輝かせていこう」と申し合わせ、2日間の日程を終了しました。

本町の「自律」と将来の方向性について活力ある和泊町をどう発展させるべきか、非常に参考になった2日間でした。

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