和泊町議会での質問より

景気浮揚対策について

平成21年9月 和泊町定例議会 一般質問

答弁:和泊町総務課

 (1)本町の財政の現状はどうなっているか。

 本町の財政状況についてお答えいたします。

 本町の平成20年度普通会計における決算の状況は,財政力指数が0.18%(前年度0.19%),実質収支比率が8.0%(前年度4.5%),経常収支比率が92.5%(前年度95.9%)公債費比率が9.4%(前年度10.0%)起債制限比率が7.6%(前年度7.8%)とわずかではありますが指数については改善されつつあります。しかし自主財源である町税等の徴収率の低下や,平成20年度において情報通信基盤整備事業などの大型事業を導入したことなどによる,地方債現在高の増加(108億2,436万9千円),積立金現在高の減少(13億7,661万7千円)など課題もあることから,長期的展望に立って,財政シミュレーションによる計画的な財政運営に今後とも取組んでまいります。

(2)国の平成21年度の追加経済対策の取組み状況はどうなっているか。

 次に,国の平成21年度の追加経済対策の取組み状況についてお答えいたします。

 国の第1次補正予算において,「地域活性化・経済危機対策臨時交付金」及び「地域活性化・公共投資臨時交付金」が創設されましたが,本町においては,「地域活性化・経済危機対策臨時交付金」として,1億9千6百万円を交付限度額,として見込んでおり,その実施計画に基づき,今回の第3回議会定例会に提案いたしました補正予算案のなかで,議会会議システムの更新をはじめ,消防車庫整備事業,介護予防拠点施設整備事業,農地有効利用支援整備事業,結合型GISシステム整備事業,水柱平張展示実証施設整備事業,道路舗装工事事業,小中学校の理科振興備品購入,学校情報通信技術環境整備事業など,9事業,1億198万3千円を計上いたしました。6月補正予算分2,439万円を含めて1億2,637万3千円となります。

 また,「公共投資臨時交付金」関係では,根折・与和線の道路舗装事業及び小学校体育館耐震補強改修事業など2事業,8,528万8千円を計上いたしました。追加経済対策の取組みについては,総額2億1,166万1千円となっております。

 補正予算案の議決をいただきましたら,早急にこれらの事業の実施に向けて取組み,本町の経済浮揚につなげてまいりたいと考えております。

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