松本清張(1909〜1992)

家が貧しく、幼い兄弟を養うために子どもの頃から働き出した松本清張は、学歴で言えば小学校卒の作家。とはいえ、彼の知識はとてつもなく凄かった。
彼の作品は、社会派サスペンスと呼ばれ、社会の暗部(「日本の黒い霧」なんか読むと怖さのあまりゾクゾクするよぉー)を鋭くえぐり、人間の心の襞に潜むものをあぶりだします。
テレビで話題になった「砂の器」は原作を是非読んで欲しいですね。
彼の推理小説にはまる人は、地図帳を片手に読み進むほどですよ。
彼は、小説家としてだけでなく、古代史への造詣も深く、独学で習得したその知識の深さは凄い!古代史への情熱も、半端ではなかった!
いったん、松本清張の作品の魅力に取りつかれたら、片っ端から、彼の作品を読み耽ること受けあいかな。


山崎豊子
→松本清張
二つの祖国
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郷中教育


中村万里子先生