NHK大河ドラマ「二つの祖国」

NHK大河ドラマ「山河燃ゆ」のモデルは加治木高校(旧制加治木中学校)の卒業生【伊丹明】氏。このドラマは1984年に放映されました。主役は八世松本幸四郎(松たか子のお父さん)。

内容は第二次世界大戦終了後、東京軍事裁判で連合国側の言語裁定官(モニター)として活躍した日系二世で米軍将校の伊丹明氏の波乱万丈の短い生涯が描かれています。

山崎豊子氏は原作「二つの祖国」加治木高校を訪れました。山崎豊子氏は本校の城壁(石垣)を見て、全国に例のない高等学校だと思ったそうです。

城壁の中にある高等学校……

このお城が生きていた時代、この中で生きていた人たちは侍ですよね。その人たちはまかりまちがえば、常に自ら腹を切って自分の責任を明らかにしなければならない、という厳しい現実の中で生きていた。その人たちがかつてこのお城の中で生きていたんだということを考えると、この高校(加治木高校)の持っている一つの厳粛な雰囲気に打たれた……と述べています。


山崎豊子
松元清張
→二つの祖国
伊丹明
郷中教育

中村万里子先生