膝の上を愛す
カバ彦のお気に入りのポイント。
それは飼い主の膝の上。
なぜここが好きなのかと言うとだな。
寝心地がいいから。
机もまた、よき枕となる。
グウ。
グウ
グウ。
こうなると仕事にならないので、飼い主もヤケクソになる。
この日もそうでした。
飼い主は仕事を諦め、カバ彦で遊ぶ。
しかし、ひたすら眠いカバ彦には
抵抗する力も意志もない。
ホント、これっぽっちもない。
この顔を見ればおわかりの通り。
むしろ、カバ彦の方から誘ってくるぐらいだ。
この目がその証拠。
飼い主が誘いに乗らないと、
一匹で寝ることにもやぶさかではないが
基本的に、しつこく誘い続ける。
カバ彦「ねえ。飼い主」
カバ彦「抱っコしないの?」
カバ彦「しないの?」
飼い主が反応しないと
カバ彦は色んな手を使う。
まずは命令してみる。
カバ彦「抱っコしなさい」
次いで、哀願。
カバ彦「ネ。お願い」
今度は叩いてみた。
カバ彦「抱っコしろよオイ」
それでも駄目なら、
諦めた表情で飼い主を油断させて……
強行突破だフン! フン! フン!
安住の地を得た代償として
顔を弄ばれるのは致し方ないと認識している。
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