「感動させてこそ芸術 」by 雄山
(漫画)
It,s 雄山 Magic















以前、「美味しんぼ」の主要登場人物にして天才である海原雄山について紹介しましたが、
テキストを読み返して、ある反省を抱きました。
すなわち










「常人とはかけはなれた雄山の天才っぷりを強調するが余り
俺は単なる
ツンデレネタを書いただけなのではないか?」と。










自分で書いといてナンですが、あのような扱いはフェアではありません。
だってあれじゃ、

ただの変人
ですもの。
しかし、「変人と天才とは似て非なるもの」と考えた時、
海原雄山氏に対して、大変失礼なことをしてしまいました。
今度こそ雄山氏の天才振りを示すエピソードを紹介し
もってお詫びとさせていただく所存です。







そもそも、なぜ雄山は「天才」と称されるのか。
前回書きましたように、雄山は
芸・書・絵画に秀でた、100年に一人出るか出ないかと言われる天才芸術家です。
そして優れた芸術家とは、その芸術でもって人々を感動させるもの。
となりますと、以下の論法の成立に疑問の余地はありません。








雄山は天才芸術家

優れた芸術家は人を感動させる

よって雄山は人を感動させる











ということで、雄山が人をめっちゃくちゃ感動させた話をご紹介いたしましょう。







ある日のこと、億万長者の京極さんが入院しました。
山岡さんたちがお見舞いに行くと、
京極さんは「病院の食事は口にあいまへんでなあ」とこぼし……






リーマンに奢りを強要する億万長者




京極さんは鮎のテンプラをリクエストしました。
ちょうどそこへ。










天才登場。


驚く栗田さんに対し、雄山も若干驚き気味。
焦点の合っていない目に、半開きの口という、普段なかなか見られない雄山の「間抜け顔」ショット。
意外と背が高いため、入り口に頭ぶつけそうです。







ま、それはそれとして…………

















誰?


前回、ハンバーガー屋さんを訪れた時のお供は
美食倶楽部調理場主任の中川得夫氏でしたが、今日は非番か?











ところで、皆さんはお見舞い先を訪れたら、最初に何と言いますか?
普通だったら、「やあ、体調はどうだい?」とか
「元気そうで何より」といったところだと思うのですが、
天才・雄山はやはり、我ら凡人とは
一味も二味も
違いました。








京極さんのお見舞いのためにやってきた海原雄山。
その第一声は……


















入院患者をさしおいて、いきなり息子にジャブかます雄山。
フツーにヒドい。




















慌てて取り成す京極さん。
















とはいえ、京極さん的には
「てめーら人の病室まで来て親子喧嘩してんじゃねーよ」
と罵倒してやりたかったことでしょう。
だってホラ
















雄山先生の眼差しに注目。
どー見ても、お見舞い先の入院患者に向ける目じゃありません。
























まぁ、それはさておき。





































アンタ誰なのよ?

















お供は一切語ることも、かつ語られることもなかったので、その素性は不明です。
雄山の関心が「目障り」な息子の方に向いてしまった以上、それもやむを得ないことなのかもしれません。












息子が京極さんに奢ると聞き、「オレも奢る」と速攻で参戦。






最近の連載で和解した雄山・山岡親子ですが
この当時はそんな兆候、毛ほども見られませんね。







なお、話は全然変わりますが、上の絵の背景のユラユラについて。
管理人は初めてこれを見た時、何か心にひっかかるものがありました。
デジャブーと申しますか、どっかで見たことがあるような…………。

で、最近になって思い至りました。
「ア、これだ」































ソロモン要塞にてRX78-2のガンカメラ撮影


「ジオンの栄光!
俺のプライド!
やらせはせん!
やらせはせんぞぉぉぉぉぉぉ!」

の後ろのユラユラだった。



















ザク・マシンガンを跳ね返す装甲を誇る連邦軍の最新鋭モビルスーツに
普通のマシンガンで立ち向かう勇者。
















ドズル閣下、フォーエバー。















ガオー。
































話を美味しんぼに戻します。
























病室では、雄山も山岡さんも完全に火花バチバチになっちゃいまして……










もう京極さんのお見舞いなんかどーでもよくなったみたいです。

















と、ここまで書いて、ハタと気がついた。















このテキスト、また雄山の変人ネタになってねーか?
























今さら後にも引けないので、このまま行くことにします。


























数日後、京極さんの退院祝いを兼ねて、みんなで鮎のテンプラを食べました。
もとい
京極さんの退院祝いの名を借りた親子喧嘩が行われました。






先攻は山岡さん。
一番川の状態が良かった保津川から、テンプラとするに最適な大きさの鮎を調達してきました。
これがまた大好評で、京極さんも大喜びです。









あっ! 陶人先生!
それって山岡さんの敗北フラグ…………















案の定と申しますか、後攻・雄山のテンプラを食べた京極さんは
想像を絶するリアクションをかましてくれました。

























































































































感動の余り、鼻水まで流す京極さん。
これぞ「雄山マジック」。










京極さんの生まれ故郷は、高知県四万十川上流の村。
雄山が用意したのは、その川の鮎だったのです。







京極さんの鮎の原体験を狙った雄山の圧倒的勝利……なのですが京極さん。
ちょっと待て。































いくらなんでも、そりゃ山岡さんに失礼ってもんだろ。















でも、山岡さんの鮎をカス呼ばわりするほど、雄山の鮎に感動した、ということなのでしょう。
今回の教訓、「感動は人を失礼にする」















そして、天才は敢然と言い放った。









海原雄山、堂々の勝利宣言。




雄山に言わせれば、山岡さんの鮎など
「材料自慢、腕自慢の低俗な見せびらかし料理」に過ぎないそうです。













ここぞとばかりに一人息子に愛のムチを振るう父親。




















屈辱に耐える山岡さん。
心配そうに見つめる栗田さん。
室内は一気に緊迫化します。
















ん?
























京極さーん!
空気読んでーっ!






















ま、そもそも京極さんの退院祝いのお食事会だったわけだし。
この幸せそーな笑顔に免じて許してあげましょうよ。










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