サンチャゴの地下鉄

サンチャゴ地下鉄5号線完乗(1998年5月)

 サンチャゴ地下鉄5号線についに乗車しました。 5号線は、1号線のバケダーノBaquedanoから南のベリャビスタ・ デラ・フロリダBellavista de la Floridaに向かう路線で、 1997年に開通したばかりの路線です。ラインカラーは緑。 途中に国立競技場Estadio Nacionalがあり、サッカー観戦には便利。 サンチャゴ市民には通勤渋滞からの解放をもたらし大変好評のようです。 5号線の車両は新型の100系(推定名称)で統一されているようです。


5号線を走行するメトロの車両

 私が乗車した際には1編成6両で、車両番号と編成端に電光表示されている番号は

フロリダ←S0110+N5055+N3055+N2055+N1055+S0109→バケダーノ:501
フロリダ←S0120+N5060+N3060+N2060+N1060+S0119→バケダーノ:502
でした。Sが制御電動車、Nが付随車なのでしょうか?モータ音からはVVVFの ようです。製造はGEC Alstom。フランス地下鉄と同じゴムタイヤ式なのは他の線と 同じ。車両間の貫通路はありませんが、空調がついています。

 車両の走行写真でもお判りのように5号線は、高架部分があります。 というより、路線の大半は高架。バケダーノBaquedano−ニュブレN~uble間、 (N~は本当はNの上に~がついた文字で、スペイン語でエニェという文字) および終点のフロリダ駅だけが地下です(ニュブレ駅自体は地表)ので、これらを 避ければ撮影は楽勝です。 沿線のイラリャズバルIrarrazaval−ニュブレN~uble間に車庫がありますので 時間と度胸(とスペイン語の語学力)がある方は見学に挑戦しては?
 少し古いサンチャゴの地図を見ると、ここには国鉄駅があったようで、その 跡地を利用しているようです。ニュブレN~uble駅の南西側に分岐する線路敷跡が ありました。


5号線の高架を下から見上げたところ。 楕円形の筒状の構造物が途中駅。ちょっと、かっこいいです。

 中間の高架駅は、全て同一デザインで、相対式。線路を覆うような筒状の屋根+壁が 着いています。誤降車を防ぐためか、ホームのカラーリングが1駅ごとに変えてあります。