半田利弘の政治提言:いまこそ新幹線建設を!

 あほうなマスコミは、整備新幹線建設に大反対のようですが、冷静に考えれば 今こそ、新幹線建設の時です。財政構造改革法下でも建設国債の発行は可能ですし、 多数の国民に影響する社会資本の充実を計るのは常から政府に要求されていること でもあります。景気対策が必要というならば、特定の業種にのみ影響がある、 一部地域だけの小さな計画に金をばらまくより、全体でなければやれないことを 目指すべきです。
 以下の意見は、川島玲三氏の受け売りもあります。

1.整備新幹線は全線全区間フル規格で早期着工すべし!

1)基幹交通路として鉄道輸送体系を整備するのは国家的計画であるべきだ。

 整備新幹線の予定区間は日本国土の骨格をなす路線です。日本の人口稠密度は 世界で最高水準なのは言うまでもありませんが、単位面積当たり最も効率のいい 交通機関は鉄道をおいてほかにありません。日本の幹線交通の輸送量に最適な 交通手段です。もちろん、エネルギー効率では船舶に次いで2番目ですから、 地球環境を考えると21世紀の日本の幹線交通には鉄道しかないのです。
 日本地図を広げてみればわかりますが、日本の国土は南北に細長く、平野部が 狭隘なため、人口稠密地帯は帯状に広がっています。このような国土を有機的に つなぐには鉄道が最適。しかも、「20世紀後半は飛行機と自動車の時代」と 言われていた「1950年代の常識」を見事に打ち砕いたのが、まさしく我が日本の 東海道新幹線だったわけです。

2)北海道、九州は田舎だから不要だって?

 よろしい、東海道だけは特別という意見もあるでしょう。東海道線の輸送量が 不足しているから東海道新幹線を作ったのですから。ですが、当時の東海道線の 特急は一体どれくらい走っていたのでしょうか。新幹線開業前日、東海道線の 東京-大阪関係の特急は「第1こだま」「第2こだま」「第1つばめ」「第2つばめ」 「はと」「富士」「ひびき」といったところですから、10往復もなかったわけです。 もちろん当時の主力は急行でしたから、これに急行列車を加えないと正当ではない ですね。昼行の「せっつ」「なにわ」など、夜行の「銀河」「彗星」「明星」 「金星」など。でも、これらを合わせても精々20往復強と言ったところ。 新幹線開業直後ですら、「ひかり」「こだま」は1時間に各1本でしたから 1日でせいぜい30往復程度でした。
 これに比べて現在、札幌-函館間の特急は11往復、博多-西鹿児島間の特急は 15往復あります。北陸本線の「雷鳥」は在来線特急最多の20往復以上が毎日 走っています。厳密には編成数などの違いがありますから一概に比較できませんが、 田舎だから需要がないとは言えません。
 ただし、整備新幹線計画中、長野経由の新幹線は例外。北陸新幹線は、 北越急行ほくほく線を改軌して、直江津からは北陸本線の要所改修で対応すべき でしょう。ほくほく線はレール間隔以外は新幹線規格なのですから。 長野新幹線ができてしまった今となっては、これとの連絡は無視できなく なっていますが、長野-直江津間は、むしろ当座はミニ新幹線として改軌して直通する のがよいと思われます。その後、余力ができたらフル規格化してもよいでしょうが。

3)札幌まで4時間余りで行けるならば、どっちに乗る?

 さらに、フル規格で建設し、最高時速を350km/hにすると、東京-札幌4時間半ほど で接続が可能だそうです。 実際、JR東日本は、東北新幹線新青森開業までには360km/hで営業運転を開始する 計画を公表しています。 飛行機だと、空港までの往復時間や待時間、便数の少なさ を考えると、平均的な所要時間では、ほとんど変わりません。しかも、空港アクセス に比べれば、札幌駅や東京駅までのアクセスは、はるかに便利で乗り換えが少なく なります。飛行機だと、空港ロビーでちまちま待たされたり、飛行機に乗るまでの 空港内での移動も馬鹿になりません。私だったら、便利さから言っても新幹線を 取るでしょうね。実際、対首都圏では山形・秋田・青森で、航空便から 新幹線への移行が顕著で、羽田-青森の航空便などは廃止になってしまいました。 350km/h運転を前提にすると、500km圏はもちろん、700-1000km圏も新幹線が 有効な距離になるということを意味しそうです。

4)空いた羽田は地方路線優先に

 国内航空路が混雑しているネックは羽田を筆頭とする大都市圏空港の離発着枠が いっぱいだからです。幹線を新幹線鉄道に渡せば、幹線航空路を減便した枠で 新幹線鉄道が通らない地方への航空路を開設する余力ができます。 このための、連絡を良くすることも考える必要があり、できれば、 九州新幹線福岡空港延長、北海道新幹線新千歳空港延長、東海道新幹線 羽田空港延長などを計るべきです。この区間は短距離ですから 曲線・勾配などはフル規格でなく建設してもよいでしょう。フランスではドゴール 空港にTGV駅を新設し、国内交通網を連結しています。
 東海道新幹線延長は、羽田空港の隣の島である、大井に車両基地があるので ここから延長して引き込むのが有効でしょう。もちろん、今のJR2社のいがみ合いを 解消し、東京駅での東北新幹線との線路結合も必要です。

2.リニア新幹線は必要です。

 現在の東海道新幹線の混雑は、新幹線前夜の東海道線の混雑に匹敵しつつあります。 これを解消するためにも、また、東京-大阪間の航空輸送需要を縮小するためにも リニア方式の新幹線は必要と考えます。
 以前、某新聞(全国紙)では社説でリニア不要論を展開していましたが、 そこでの論旨は
a)リニアで計画している東京-大阪1時間など、求めている人はいないから 需要がない。
b)エネルギーの無駄使いである
c)急いでいる人は飛行機を利用する
という噴飯物の意見でした。
 a)については、昭和30年代の自社新聞を見てもらうべきでしょう。東海道新幹線 計画が発表された当時、「東京-大阪間を3時間で移動する必要がある人などいない」 と、大手マスコミは主張していたのです。あなたは、現在、東京-大阪が6時間 かかったとして、その速度で十分だと思いますか?
 b)については、鉄道のエネルギー効率というものを全く理解していない、不勉強な 意見です。現在の交通機関でもっともエネルギーが無駄なのは自動車です。 エネルギー消費の意識が高いのならば、まず、「貨物の長距離トラック輸送を規制し 鉄道転換を計る方策を取れ」と主張すべきでしょう。「大都市外縁部での路面電車 普及による自動車・バス削減策」だって必要なはずです。第一、c)を主張するに 至っては、飛行機とリニアとどちらがエネルギーを浪費すると考えているので しょうか。値段差がなければ、大半の人は速いほうに乗りますから、特権階級を 認めるのではないかぎり、飛行機が速ければ、大勢がそちらに乗ってしまうのは 現状を見れば明らかです。 現在の鉄道車両は、「回生ブレーキ」と使っているものが増えました。 これは走行している列車のエネルギーを電気に戻して、そのエネルギーを他の 列車の加速に使用することでブレーキにしてしまうという方式です。つまり、 原理的には、走っているエネルギーを無駄にしないのです(実際は、ロスのために 1割程度のエネルギー回収率ですが)。こういうブレーキが実用化しているのは 現在のところ鉄道だけです。飛行機などだと、逆噴射などで、ブレーキをかけるにも 燃料を使っていますし、そもそも、燃料を使って 高いところへ昇って(位置エネルギーとして消費)スピードを出した (運動エネルギーとして消費)ものを、全部、摩擦熱にしてしまうのですから、 途中の移動距離が大きくて、その摩擦による差(飛行機は空気が薄いところを 移動するので、地表よりは摩擦が小さい)で取り戻すほど長距離でないと エネルギー的にはひどいものになります。 大気の濃い地表にいるうえに、しょっちゅう、動いて止まる自動車よりはマシですが。
 c)に至っては、この新聞社は特権階級の存在を積極的に容認すると 主張したいのでしょうか?東海道新幹線開業前もマスコミは 同じことを言っていましたし、上記のエネルギー消費を論じるならば、むしろ リニアを促進すべきです。しかも、東京-大阪1時間ならば、飛行機より速い! というのも、飛行機は、迂闊なところを飛べないので、現在、東京-大阪線は 太平洋上にはみでて飛んでいますし、上昇から間もなく着陸体制に入っています から、これ以上のスピードアップは困難。1時間というと、おそらく、未だ 空港の出発ロビーにいる時間になりかねません。さらに、リニアの500km/hという のは決して限界ギリギリではない(実際、試験では580km/h以上を達成しています) のです。東海道新幹線が210km/hから現在の270km/h にスピードアップできたのですから、根本的な改良まですれば リニアだって700km/h位まではスピードアップできるのかも知れません。 しかも、今の新幹線より鋭い加速・減速運転が技術的には可能なので、 途中停車しても意外とスピードが落ちないと予想されます。 全員着席して、ベルト着用にすれば、これも可能ではないかと思います。 リニアはレール式新幹線より急勾配に対応できるので、路線選定によっては レール式新幹線と大差ない建設費で建設できたりするかも知れません。

 というわけで、リニア新幹線は、なるべく早期に着工するべきです。ただし、 波及効果を考えると、東京・名古屋・大阪などでの在来新幹線や在来線との 乗り継ぎ接続は可能なかぎり考えるべきでしょう。リニアとレール新幹線 との直通運転が理想ですが。


3.ミニ新幹線の普及で在来線のなし崩し的改軌を!

 奥羽本線や中央本線のような亜幹線はフル規格にこだわらず、在来線の改軌で 基幹路線新幹線との直通運転をする方式、いわゆるミニ新幹線を推進して、 全国に標準軌鉄道網を整備すべきでしょう。そうすれば、さまざまな地域へ 新幹線からの直通列車が設定できます。既に奥羽本線は山形新幹線と秋田新幹線で 部分的に実現していますし、山形新幹線は新庄まで延長されています。 いっそ、大曲まで延長して、奥羽本線全線標準軌化を計ってもよいのでは
ないでしょうか。 長野新幹線(軽井沢-長野間)などは、本当は、こちらの部類だと思っています。 (碓氷峠の改善が必要だったから、軽井沢まではフル規格で根本的な解決を はかる必要があったと認めます。)
 標準軌への改軌は大正時代に計画され、有効性が認められながらも棚上げされた ままです。全国の総ての路線を標準軌化するには及ばないと思いますが、現在の 時刻表で示されている「幹線」程度の路線規模は標準軌に改築することを 考えるべきです。
 これによる波及効果は、長距離貨物列車を新幹線経由で高速運転できるところに あります。これにより、長距離物流を鉄道貨物に回帰させ、長距離高速道路の トラックによる渋滞や大気汚染を減少することができます。また、標準軌化して 貨車を大型化することでピギーバック方式(トラックを鉄道貨車に直積する)を 拡大することができます。
 そもそも人件費が高沸していく時代に、1人が1000km余りも、たった1台のトラック を運転していくなど時代錯誤も甚だしいです。高齢化が進み、トラック運転手が 払底したら、どう対処するのでしょうか?現在、トラックの方が輸送コストが 安いのは、トラック運転手の人件費が不当に安いことと、道路破壊率からいっても、 排気ガスによる環境負荷からいっても、トラックが不当に安い経費しか負担していない ことが理由の一部になっていると思われます。トラックの燃料である軽油の税金が ガソリンよりもずっと安いのは、それが国民生活に影響する物流に関与しているからだ とされていますが、それならば、環境負荷の点から考えて、自動車関係の税金を 鉄道に使うことに異議はないはずです。第一、不当競争といえないでしょうか。 「カンバン方式」などといって、トラックをちょうどの時刻に到着させることを 企業が強制し、このため、企業周辺のパーキングエリアの拡張工事が必要になったり、 道路が渋滞したりするのは、言語道断です。本来企業が支払うべき、倉庫費用を 浮かせて、このように負担を一般市民に直接かけているのですから。交通法規や 関連法規を改訂して、このような行為は経営的に不利になるような施策を実行すべき です。
 話をミニ新幹線に戻しましょう。 亜幹線のみ改軌すると全国統一が破れますが、どうせ、地方ローカル線では 既に貨物輸送がなくなり、直通旅客列車もないのですから、現状では大問題とは ならず、いわばチャンスであるとも言えます。 拠点間ではない、地方ローカルの貨物輸送は、輸送頻度が落ちないように 輸送単位が小さい、トラック輸送を奨励する(つまり現状の施策)のがよいでしょう。 昔、地方ローカル線は725mm軌間などで、国鉄の1067mm軌間より狭かったのですが、 再度、そのような関係にするわけです。そのなかで、直通交通量が見込めるところは 暫時、改軌していけばよいでしょう。
 また、スペインでは軌間可変客車(タルゴ列車の一部)というのがあります。 これを改良すれば、1067mmの在来線を改軌することなく1435mmの新幹線と 直通運転が可能です。さらに、報道によれば、JR総研では、既に両軌間で 可変の電車を設計するための基礎技術を実用化したとか。この技術と、 「なしくずし改軌」との得失は見極める必要がありますが、増えた選択肢の中から よりよい選択をするというものでしょう。
 自費出版書「新幹線に在来線を併設せよ!」の意見も重要です。路盤を フル新幹線規格で建設し、そこに1067mmの線路も併設するというのは優れた アイディアだと思います。在来線改善工事として途中まで進め、完成進捗率が 上がった段階で、フル規格新幹線にしようというもの。運輸省の「非フル規格」 で言えば、「スーパー特急」に近いとも言えますね。上にも書きましたが、 北越北線(ほくほく線)はこれに該当するそうです。
 このような話の時、「そんな無駄がある計画」とすぐに槍玉に上げる人がいますが、 将来を予見して早めに手を打つことは「長期的に見れば無駄ではなかった」という ことがままあります。日本の鉄道関連には、そのことが多数見られます。 列挙すれば、
「東海道新幹線の駅を、ほとんど総て通過列車待避可能に建設したこと」
開業当初は1時間に1本しか列車がなかったから、途中待避駅は1つで十分だった。 しかし、すぐに列車増発があるだろうと見越して、地形的に無理のある 熱海などを除いて、総ての駅に通過列車専用線を建設していた。このため、 後年列車を増発する際に、待避駅の選択の幅が広く取れ、ダイヤが柔軟に組めるほか、 事故などでダイヤが乱れた際にも、復旧に要する時間を最小限にすることが できている。
「車両の連結器を螺旋式から、ある時点で一斉に自動連結器に交換したこと」
開業当初の日本の鉄道は、イギリスやヨーロッパと同じ連結器で、フックに 鎖を引っ掛けて、ねじ式の器具でつなぐという方式だった。連結器の両側に 赤い丸い「緩衝器」が付いているのでわかるだろう。ヨーロッパではTGVなど 一部の高速専用列車を除けば、現在でもこれを利用している。 しかし、連結の手間がかかることや作業が危険であることから 米国で開発された自動連結器に交換すべきだとの意見が大正時代に提言され 実施された。自動連結器は、今、よく見かけるように、列車を接近させて押しつければ 自動的に連結してしまうから手間がかからないし、危険も少ない。電気回路を 接続する「電気連結器」も併設していると、小田急の相模大野駅構内でのように、 30秒足らずで列車の分割・併合や増結が可能である。多大な手間を要するにも 関わらず、大正時代に交換してしまったために、日本の列車の能率がその後向上した のは今を見れば明らかである。
「碓氷峠の失敗をもとに、他の峠は総て粘着式で迂回路線としても建設したこと」
碓氷峠に当時の最新技術のアプト式を使用したが、ラックレールでの輸送力の 不足は幹線の用をなさないことがしだいに明らかになり、すぐに他の峠は、線路を 迂回してでも、通常線と直通可能な粘着式で建設したわけです。板谷峠や 中央西線の線路選定に、この判断が影響したと聞いています。
「大都市のターミナル駅を通過型で建設したこと」
東海道線建設当初、大阪駅は都心に近付けるため、阪急梅田駅のように折り返し駅に しようという案があったが、東京から九州方面への列車の設定が困難になるとの 理由から、現在の場所に、現在のように建設された。 (淀川を2度渡る経費をかけてでもと記載している書籍があるが、 これは誤り。当時の淀川は今の堂島川で、東海道線は淀川を1度も渡っていなかった。 現在の淀川は線路開通後に人工河川として開削したもの。) もし、当時、折り返し駅として建設していたら、大阪駅付近で 折り返し列車が輻輳することで、今のような頻度で「新快速」などが発着できたで あろうか。実際、列車が輻輳するために阪急は(昔は運転したこともある) 神戸線と京都線との直通列車の設定を、現在は断念しているそうである。 また、横浜駅は、当初、東海道線が通る予定ではなかったので、都心の「桜木町」に 行き止まり式の駅を作っていた。その後、東海道線を延長するに際して、 折り返し駅となっていたのだが、後年、これを改修し、駅を現在地に移動して 通過駅とした。日本では、函館や門司港のように、先が海である駅を除いて 主要都市駅は総て通過式で建設されたか、後の改良工事で通過式に改造されている。 この点、新幹線の東京駅は馬鹿である。当初計画では東北新幹線と 東海道新幹線とは線路をつなぐ計画だったのだから、JR東海とJR東日本とは 確執を解消し改善を計るべきだ。大阪発仙台行とは言わずとも、 新横浜や三島発の「やまびこ」「あさひ」とか大宮発の「のぞみ」があれば、 神奈川・埼玉など東京近郊在住の利用客は少なからずいるはずである。 JR東海、JR東日本双方にとって集客が見込めようし、東京駅のホーム侵入時の 列車輻輳がネックになっていることにも、若干の余裕を出すことが可能となるはずだ。
このような「先見の明」こそが、「人類の英知」なのではないだろうか。
 「なしくずし改軌」も、それで終わりにすることなく、随時改築して路線改良を するべきであろう。そして最終的に新幹線化も視野に入れるべきである。 日本では一旦作ってしまったものの改良にはほとんど注意が向けられないが、 それでは最初の投資すら無駄になってしまう(日本の博物館などで極めて多数 見かけるが、本当にもったいないことだ)。もちろん、最初からフル規格で 作ったほうが、最終的コストは安くなるのは承知の上である。 しかし、一時で負担するには莫大な経費が一時にかかり過ぎると思う場合に、 次善の策として考えるという点で現実的であると思われる。
 「全国新幹線網」として全国の鉄道網を最初から全部作り直せる ならば、それが理想だが、実現するには時間がかかり過ぎてしまい、結局、 理念倒れになってしまう。
 そういえば、京成スカイライナーは標準軌。ミニ新幹線方式を採用するならば 東海道新幹線乗り入れも可能なはず。(京成が直流電化なので電気方式としては 新規に交直両用を開発しなければならないが、VVVFが主流となっている現在なら、 本質的な困難ではなかろう。) 京成電鉄とJR東海と結託して、三島辺りから成田空港行きを 出してたらどうだろうか。東京から新幹線経由で関西空港を利用する人もいる というから、直通にすると、名古屋辺りからも需要があるかも知れない。 外国人観光客目当てならば、成田空港発京都行や、さらに、近鉄京都線まで 乗り入れて成田空港発近鉄奈良行というのもいいかも知れない。 もっとも、そのための東海道新幹線の線路容量を確保するには、リニア新幹線の 建設も併せて必要となるかも知れないが。