半田利弘の政治提言:国会改革私案

  1. 議会制度:国会は2院制を維持すべきである。 ただし、衆議院・参議院の立場は現状とはずいぶん異なる。 即ち、総理大臣任命権など行政の人事権は衆議院議決優先とする。 立法権は、衆議院が先行審議するが、可決しても参議院で否決されれば 現在のように差し戻さず即座に廃案となる。これは、法案は1段はスクリーニング をすべきであるとの哲学による。内閣の国会解散権は衆議院・参議院ともに 及ぶが、各院で内閣不信任が可決された場合に、それぞれに独立に成立する。
  2. 選挙制度(衆議院):全国1区の大選挙区制とする。これにより1票の格差は 自動的になくなる。また、全国の人が賛成しかねる候補が地元利益だけで当選する という弊害も防げる。交通・通信が発達した現代において全国1区は 明治期の選挙区の大きさと大差ないと思われるからである。
  3. 選挙制度(参議院):全国都道府県ごとに1名の定員とする。また、これとは 独立に政令指定都市には1名の定員を置く(政令指定都市は都市人口が国民全体の 100分の1になったら自動的に指定されるようにする)。ただし、投票権は、 居住地域に係わらず全国どこからでも、どの候補者にも1票だけ投票できる。 つまり、どんなに得票が少なくても、各選挙区からは1名だけは当選できるよう にする。
  4. 追加のアイディア