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薩摩街道を歩く会  (2017.2.26)

出水麓 税所邸    

 薩摩街道保存会の今回の歩く会コースは、出水野田から出水間で実施しされました。今回は会員のほか公募もされたところ、50人の参加となりました。

 薩摩街道出水筋は、鉄道沿線が多いため、歩く会は街道に接近している駅を起点にして行っていますが、今回は肥薩おれんじ鉄道野田郷駅から出水駅までを歩きました。
 この日は鹿児島市など薩摩川内市外の方の参加も多かったのですが、思いがけなく川内から八代間の肥薩おれんじ鉄道のサービスデーで、なんと、おれんじ鉄道でどこまで行っても1回運賃300円。参加者はお土産代が出来たと嬉しそう。 
 野田郷駅前に午前9時集合。出欠確認をして保存会丸目会長のあいさつと説明
 
 この日は、青空がひとつも見えない曇り空でしたが、これから約10q・3時間の旧街道徒歩です。

 いよいよ出発
 今回の区間の街道跡は、県内の他の区間に比べ平坦で真っ直ぐの道路であるとのこと。おれんじ鉄道も北側で街道とほぼ並行する。これは当時から平野部の区間が長いということ。街道がどのように発展していたのか、初めてここを歩くホームページの管理者は興味津津です。
 早速、古くからあったと思われる大きな構えの寺が。
 野田寺とありました。近くには「町」のバス停留所が
 ここまで、野田郷駅前から今は国道504号になっている街道を道案内のとおり歩いてきましたが、当時は他に別府道があったようです。
 このあたりは、大きな水田地帯で街道の突きあたりに小さな川がありました。参勤交代の当時は仮橋で渡っていたのではないかと思われる箇所を左に迂回し国道504号に架かる野田橋を渡って再び街道に戻りました。


 この後、しばらく歩いて国道504に合流して長い坂を上がります。このあたりは国道として拡幅されたようです。
 高尾野に出ました。高尾野は庭木や苗木で有名な所、今は中国へも多くの庭木を輸出しているといいます。
 高尾野駅を左に見ながら十字路を先に進むと、今度はいかにも昔は街道ではなかったかと思われる町並みに入りました。そこは今は県道374号になっています。この辺りは今は商店街ながらシャチ鉾のある家が何軒もありました。しばらく行くと道路の両側に大きな門構えの家が見えてきました。神酒造とある。古くからあったと思われる大きな焼酎工場と住まいのようだ。坂を下っていくと、また、立派な寺が。ここは高尾野の麓だろうか?(後に調べたら野町地区であったらしい。)
 一行はこの先の物産館でしばらく休憩し、再び真っ直ぐな街道を進むと、出水の町が近くなってきた。

 肝心なところで写真を撮っていない・・・・・・
 
 実はこの4q程手前でカメラのパッテリーが切れてしまったのだ。―――情けない。
 お前は、これまで1度もこの素晴らしい通りに来ていないので、もう1回ゆっくり出直せということか。・・・とほほ



 それから、さらに3qほど歩いたろうか
     ・・・・・ここで写真復活

 保存会の中俣事務局長にカメラをお借りしました。
 一行は既に出水武家屋敷群に到着していました。
ここでは、ゆっくり見学

税所邸

出水武家屋敷群 竹添邸

記念に集合写真を1枚  

 ゴールの出水駅を目指して、いざ出立! まだまだ元気
 出水郡は、さすがに島津御本家の治めた地域、街道は広大な土地の中にあり、武家屋敷も広く立派な建屋が多く見られました。ここにも大きな寺が
 出水駅前で
 ついに終点出水駅に到着。最後まで雨が降らず心地よい日に感謝
 出水駅での最後の全員集合は出来ませんでした。早く帰る人は予定の電車時間が迫っていたため、足早に構内へ
 みなさん気をつけて帰ってください。また会いましょう。

おことわり
 このページに登場される人物につきましては、写真搭載の了承をいただかずにアップロードさせていただいている方があります。なるべく個人が特定されないように、遠方や後方から撮影したものを掲載させていただきましたが、ご都合の悪い方は、大変ご面倒ですがホームページの「管理者へのメール」から連絡をいただければ、対応致しますので、宜しくお願いいたします。