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薩摩街道を歩く会  (2012.11・11)

雨の水上坂
 ここは鹿児島城下を出て出水筋最初の坂らしい坂である。坂の入口にある阿弥陀井の坂の上にあるのでそのように呼ばれたという。
 この坂を登りきった水上峠は、城下を出て最初の宿駅があった。旅を見送る家族や友との別れの場であり、また帰還する家族との再会の場でもあったという。それにしてもきつい坂である。旗もちは余裕

出発セレモニー  鹿児島市西田橋
 薩摩川内市薩摩街道保存会が主催する薩摩街道を歩く会は、今回は街道出水筋の始点鹿児島西田橋から伊集院まで島津義弘の関ヶ原の戦いを記念する妙円寺参りと同じコースだ。
 集合場所は西田橋のたもと広場。出発に際し会長の会長からあいさつなど。県内の薩摩街道出水筋を年に2回から3回程度歩いている保存会では、出水筋をを完歩すると会長から記念の旅笠と杖をいただける。この日は西田橋伊集院区間が最後の完歩区間となる会員が受賞。HP管理者もいつかもらうぞ・・・ 

 小雨の中出発
 この日は薩摩川内では、明け方から嵐のような雨が降った。薩摩川内を電車で出発点の鹿児島に向かう時間になっても止む様子はない。
 そんな中、会員は雨具を準備して鹿児島など各地から集合した。
 歩行者は予定より少なくなったが一行は雨の中元気に出発した。
 街道最初の名所は日枝神社、参勤交代に向かう殿様も旅の最初にここで参ったたという。
 史跡表示板には薩英戦争本陣跡などの文字が
 水上坂(みっかんざか)の東西客屋跡とは西田橋から出発した参勤交代行列の最初の休憩所である。
 この沿線にある阿弥陀井はとても美味しい水が湧き出るところで休憩所の御茶屋でも利用されたという。
 近くには参勤交代の折、藩主が旅装束に着替えた身分の高い家来の屋敷もあったという。
 
 水上坂を越えたころから雨が強くなり、カメラを仕舞い込んだためこの間は写真がない。
 途中の物産館間昼食休憩中に雨があがったようだ。
 会長は次の経路をしっかりチェックして作戦検討中!
 これから2キロほどは昔の趣を残す舗装されていない街道跡を行きます。
 妙円寺参りでもこの道を通るといいます。
 この地点には大きな5本の松の木があり、当時ここにあった御茶屋では一般の方々も利用していたという。林間道路が続くが、ここだけは南側が開けており今は畑になっていた。
 また雨がダラダラと続き、一行は黙々と歩いて、ついに終点の伊集院駅に近づいた。
 最後は皆で記念写真を撮影したが相当疲れているようだ笑顔が見えない。
 それでも又次回は出てくるんだよナァみんな
 アッ・・管理者が写っていなかった。
 長距離約16キロを歩いた割には写真が少なかった。雨にたたられたため会話もとぎれとぎれ、写真も途切れ途切れ。歩いたコースの印象も途切れ途切れだ。もう一度コースを訪れ道の歴史を振り返りたいが元気があるか。By 管理者