陽(はる)農園で作っているジャガイモと野菜の紹介
 ジャガイモは4種類作ってます。デジマ、ニシユタカ、ゴールド(ホッカイコガネ)、メークインです。
 沖永良部島(おきのえらぶじま)は奄美諸島の南西部に位置する島です。鹿児島本土より、沖縄県に近い場所に位置し、温暖な気候と適度な降雨、天然ミネラルたっぷりの海水を活かした赤土を使用しているためとても美味しく、収穫後も鮮度が長時間保たれます。
 沖永良部産の新ジャガは日本で最も早く出荷され、2月下旬から出回りはじめるようになります。日本で最も早く出荷され、最も美味しい新じゃがとされています。
デジマ
 長崎県総合農林試で北海道の食味のよい系統「北海31号」を母、暖地で春秋とも多収の「ウンゼン」を父として交配・育成された暖地向きの品種です。品種名は江戸時代に外国への窓口であった育成地近くの長崎出島にちなんでつけられています。暖地の秋作では球に近く、外観はも良いので沖永良部に向いています。
 特徴は
 春作、秋作ともに多収。
 いもの表皮が滑らかで、外観が良い。
 食味が良い。

ニシユタカ
 長崎県総合農林センターで、外観・食味が良好で暖地の主要品種であるデジマ」を母、大粒で春秋とも多収性の「長系65号」を父として人工交配したものです、春作で特に多収で外観も良く、西南暖地に適し豊産性であることから「ニシユタカ」と命名されました。
 いもの肥大が早く収量が多く、特に春作マルチ栽培で急速に栽培が増加し、暖地で最も多く栽培されている品種となりました。「新ジャガ」として出回っている大部分はこの品種です
 肉色は淡黄〜クリームで、肉質は硬く、煮くずれが少ないので串を刺すおでんやきんぴらに向いており、ジャガイモ素麺にも使えます。
 特徴は
 春作で極多収、秋作でも多収。
 早期肥大性に優れ、いものそろいも良い。
 茎葉の繁茂量は少なく、倒伏しにくい。
 

ゴールド(ホッカイコガネ)
 北海道農試で、良質多収の食用品種の育成を目標に、加工食品用品種トヨシロ」を母、いもが長く還元糖含量が少ない「北海51号」を父として交配・育成された品種です。北海道で育成された初めての黄肉のフレンチフライ用品種で、地名の一部「ホッカイ」とフライ色の「コガネ」を組み合わせて「ホッカイコガネ」と命名されました。本来はフレンチフライ用ですが、品質や食味が良いので「北海黄金」あるいはいもの形が「メークイン」のように長いので「黄金メーク」、「コスモメーク」などの名で青果用としても売られています。大部分は十勝地方で栽培されていますが、鹿児島県でも栽培されはじめここ沖永良部でも栽培する農家が増えています。
 特徴は 
 いもの形が長楕円体で、中心空洞が無く、還元糖含量も少ないのでフレンチフライ原料に適する。
 剥皮褐変や調理後黒変が無く、煮くずれも極めて少ないなど、調理品質も優れる。

メークイン
 イギリスで栽培されたもので、品種名の由来は、中世の春の村祭り(メーデー)の際、村の娘の中から選ばれる女王にちなんだもので、わが国には大正6年(1917)にアメリカより輸入されたと言われています。
 収量性も特に優れておらず、病害虫にも弱いなど、栽培しやすい品種とはいえないため、今日のイギリスでは省みられない品種で、わが国でも戦前はそれほど注目されず、戦時中は食糧統制により食用いもは「男爵薯」に統一されていたため、細々と栽培せざるを得ませんでしたが、戦後、食糧事情が安定したころから徐々に需要が伸び、昭和30年代には主に関西方面で人気が高かまり、しだいに全国的に需要が広がりました。
 特徴は
 目が浅く剥皮しやすい,煮くずれしにくく煮物に適する。
 食味が良く、特に貯蔵後は甘味を増す。

 
ジャガイモの他にも、サトイモ、にんにくなども栽培していますが、えーちゃんとじゅんじーが有機・無農薬栽培している野菜も紹介します。