「初乗り!CRM80!」CRM80はこんなバイク... 分かりにくぅー?

2004年12月15日。
いつもの冬とは違い暖かいこの年、私はついに今日CRM80に乗る。
ハチロクに続いてchina無敵アイテムがもう1つ増えることになる。
中古で買った139,000円のバイク。
本当に嬉しくまだナンバープレートのついていないCRMのエンジンを
毎日かけた。「この音この音」心の中で弾む声。
おしゃれな洋服や靴、バックが欲しいわけでもない、
美味しい食事や楽しい旅行をしたいわけでもない
もちろんセレブ〜な暮らしがしたいわけでもない(でも少し憧れるー)
私はただCRM80が欲しかった。
いよいよ、自賠責保険の入れ替えも完了し、
ナンバープレートも手に入れた。
キャブレターのオーバーホールも完了。
効かなかったリアブレーキも直してもらった。
フロントタイヤも交換したし、準備万端。

いよいよCRMに乗る。高鳴る鼓動。
「なんだろう、このドキドキ、、おかしいなぁ」
自分の体全体がドキドキと振動しているくらいの緊張感。
んー5年ほど前になるだろうか頴娃ごっそい祭りの
カラオケ大会出場の時よりも緊張していた。
あの時も確かに緊張していたがほどよい緊張感だった。
それとは全く違う凄い緊張感。自分で笑ってしまうほど。

少しアクセルをあけてキックでエンジンをかける。
「かかった!」
アクセルを何回かあけてみる。
「パオーン!パオーン!」
「これこれこの音、やっぱり2ストやなぁ」
走り出してみる。
ローでひっぱり過ぎてアクセルの音が周りに響き渡った。
「ゲッ、恥ずかしい。めっちゃ下手」
とりあえず近所を走って少し練習。
発車の練習も何度としてみる。
重ねて右左折がやたら大回りで超下手。
曲がっていくCRMはその車体を倒そうとするのに対し私の体は
恐怖心からなのかバイクに身を任せようとしない、、
「こんなに運転下手だったかな、体が感覚覚えてないんかなぁ」
少しショック(過去にCRM50に乗っていた経験有り)。
でも、嬉しかった。下手なんだけど念願かなってのCRM乗り。
もう子供もいるし、しかも製造中止になった2スト、二度と乗れない
と思っていたCRMに乗れたこと事態が嬉しかった。
慣れる為、30分ほどゆるい山道を走った。
「少しはましになったかな」
ほっとする。でもまだまだ走りこみがかなり必要。
でも今日はこれでおしまい。
今から子供たちを保育園へ迎えにいかなきゃ。
まだ足りない。まだ乗りたい。
そんな衝動を心の中に封じ込めCRM80初乗りは終了した。