アトピーのはじまり2・・・

「まさか、私がアトピー性皮膚炎だなんて・・・」

「とにかく薬をやめてみよう、もしかしてそのまま治るかもしれない

し・・・」 なんとなく、親に言うことが出来なった。 薬をやめたとた

ん、顔がただれ膿が吹き出した。とにかくこのままじゃダメ。病院を

かえなきゃ。 そう思った私は、その皮膚科から何百メートルも離れて

いないであろう皮膚科へ飛び込んだ。 その病院は、アトピー患者が多

いらしく病院に入ったらプ〜ンと漢方薬の臭いがした。 漢方薬を主に

使う病院だった。知識の乏しかった私は何がなんだか分からないまま

診察室に入って行った。 先生に「絶対に治してあげるから!」といき

なり言われ、写真を撮られた。後でどれくらい治ったか比べるらしい

・・。 いきなり初診で写真を撮られて、気分は良いわけがない。いか

に自分の顔がひどいか思い知らされているようなもんだ。 初診にして

大量の漢方薬を渡され、家へと帰宅した。 漢方薬を煎じて飲んだり、

煎じた漢方薬で洗顔したりする私に母は驚き、今までの事を問いただ

した。 「どうしてもっと早く言わなかったの!」「どうして自分は気

づいてやれなかったのだろう!」 看護婦である母は自分のことをしば

らく責め続けた。 気を取り直した母は「ちゃんとした病院に行こう」

私に一言言った。 その時もうすでに、ステロイドの私へのリバウンド

(副作用的なもの)は始まっていたのである。

漢方薬のその病院へはその後、2度ほどしか行かず私は母の言うまま

病院選びをし始めたのである。

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