アトピーのはじまり1・・・


私がとある大阪府の皮膚科に初めて足を踏み入れたのは、中学2年生

14歳の頃である。 その辺りで有名であったその某皮膚科は友達の薦

めてくれた皮膚科だった。 初めからアトピーで行った訳ではなく、お

年頃には誰もが経験する顔のニキビを治してもらいたく行ったのであ

った。 出てきた医者は、いかにも信頼出来そうな、経験豊富そうなお

じいさんだった。 初診に渡された薬は小さいチューブ式の軟膏。(薬

の説明なし) 家に帰って、早速塗ってみる。次の朝、驚くほど肌が綺

麗になっている。「魔法のような薬だ!」 大喜びをした。これがステ

ロイドとの最初の出会いだ。 親が共働きで、相談出来なかった私は親

には薬の事は何も話さなかった。 看護婦だった母親は、顔のニキビを

治療しに行ってる娘がまさかステロイド軟膏を塗っているとは 思いも

よらなかったであろう。 三、四日に一本の割合で使っていた私は、も

うこの薬なしでは学校に通えない状態になっていた。 「塗らなければ

肌の調子が悪くなるもん!」完全にステロイド中毒状態だ。 ステロイ

ドなくしては、私は生きてはいけなくなっていたかもしれない。(大

げさ?) ステロイド軟膏を塗り続けて4年、気が付くと私は高校を卒

業していた。 ステロイドの薬の存在、意味を知り始めたのはこの頃か

らである。驚いた。 そして、私の体は元々アレルギー体質であったの

か、高校卒業と同時にアトピーであること、 今まで、チューブに劇薬

とかかれたステロイド軟膏を四年間も顔に塗り続けてきた事の現実に

ぶちあたるのである。

■ 私の中でのステロイド ■

一度塗ると、見違えるように綺麗な肌になる。塗らなければ以前以上
に症状が悪化する。 なのでさらに塗り続ける。
「魔法のような薬」と錯覚を覚える。

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